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生家への哀惜

生家への哀惜

守分結

おすすめレビュー

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★★★
★29
10人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 東雲佑
    23件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    五十余年+2,030文字の個人史

    このレビューを書いている時点での本文は2030文字。
    数字で表せばささやかな文字数だが、そこには作者の人生のその時間が、そっくりそのまま加算される。

    就学以前の揺籃の時代から現在まで、実に築五十年になる家の歴史に重ねながら作者とその家族の歴史を描き出したエッセイ。
    祖父母から父母、父母から作者本人、そして作者からそのご子息……交代する世代と、役割を果たして退場していった人々。
    年代記的に浮かび上がる、いくつもの人生の場面。

    たった2030文字。
    しかし作者のこれまでがなければ生まれ得なかった2030文字。

    ここにあるのは五十余年+2030文字のエッセイである。

    • 2023年1月28日 12:02