幼馴染の襲来
ある日、ダンジョンに行こうかなと家を出るところ急な来客があった。
誰だろうと開けてみるとそこには美紗がいた。
「たのもー全司お茶を出しなさい」
「なんだよ美紗急に来て」
えへへって顔でいたずらっ子のようにそこでのほほんと笑顔でいる少女は俺の幼馴染の九重美紗(ここのえみさ)だ。
年は18歳で同い年だが俺より誕生日は2カ月くらい後で妹みたいなもんだ。
小さいころから一緒に遊んだりして仲良かったから最近あまり家に来なかったが何だろうな急に。
「実は実はねー耳寄りな情報を全司にだけ言いたいわけよ~」
「なんだ急に藪から棒に」
「それはですね~口が堅いと約束するなら教えますよ~」
「でっ? なんだいったい」
「実は裏庭にダンジョンを見つけたんですよ~~~」
「へ~~~そうなんだ」
俺は焦った。まさかダンジョンのことがばれているのかもう幼馴染に。
だがどうやら違うようで。
どうも俺と同じダンジョンとは違うようだ。
そして裏山に行こうよと美紗にせかされる。
そしてそこには黒い渦があった。
どうも位置が違うようだ。
俺のダンジョンとは若干場所が違う。
そして入る前にバットとか持ってきたほうがいいよと言われたので持ってきた。
本当はワームソードがあるけどマジックポーチの中にあるからな。
一応持ってきたけど、ばれてないよな。
「じーーーーーーー」
「なんだよその目は」
「なんで隠し事が下手なんでしょうか全司は」
「どういうことだよ」
「だって全司もダンジョン入ってるでしょ? レベル18じゃん」
「おまっ鑑定持ちなのか」
「そだよ、鑑定は最初に手に入れたよ中ボス倒した時に」
「ならこんなん持ってるぞ」
俺はワームソードを見せると美紗が驚いているようだった。
「私は魔法と拳で戦う職業だから武器持ってないんだよね」
「魔法拳士ってやつか」
「そう魔法拳士、インパクトの瞬間に魔法を放つの」
「一応私って6年間空手してたからそうなんだろうなって感じだけど」
そうである美紗は小さいころに空手をしている。
だから強いのだ怒らすと怖い。
美紗は俺より先輩なのだろうか。
「それよりも一緒にダンジョン攻略がんばろうね」
「そうだながんばるか」
二人でダンジョン攻略を頑張ると思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます