第78話 自分の作品の考察
引き続き反省点。
内容に関しての客観的判断は読んだ人の反応から察そうと思います。
今回★評価点は高くないのですが、レビューは3件、コメントは19件もらえましたので情報はあります。
まずレビューとコメントから察した良くないであろう点は、最初の冒頭第0話の内容が悪い意味でインパクトが強かったかもしれないという所。
レビューでも早めレビューが有り、今後の展開がきつそうという意見があり、コメントでも濃ゆいという意見がありました。
今回構成において、2パターンのスタートを想定していました。
①第1話から始める。
内容は厨二病主人公と付き合わされているヒロインが悪魔崇拝ごっこをしている所から始まる。
最初は痛い主人公と可哀想なヒロインという構図から始まるラブコメ風な内容から、後に悪魔崇拝をしていた理由と主人公達が出会った経緯、親達がハマっていた悪徳宗教と関係が出てくるという構図(0話)を後半に入れる事になり急展開に持っていく。
冒頭のインパクトは、厨二病主人公達が黒魔術をしているという事でまあまあ。
後半に詰め込み過ぎそうな気がする。
②第0話(今回の状態、過去話から始める)
物語の時系列を主人公達の過去話から始める。主人公とヒロインの親が悪徳宗教にハマり辛い経験をしている所とラスボスの伏線から始まり、十年後の本作の時系列へ移動。
第1話で悪魔崇拝ごっこをしており、ヒロインは付き合わされている訳でなく好意で付き合っているのがわかる。
冒頭のインパクトが強く作品の色が出るが子供が不幸な目に合ってる描写が強く出る為、ダークさが非常に大きくパンチが強すぎて読者がドン引きした。
プロットの次点で考えていたのは①の流れだったのですが、これだと後半に真相が行き過ぎて離脱率が増えると思い、インパクト重視とキャラクターへ一気に色をつける②でスタートダッシュを仕掛けたつもりでした。
しかし、読者の反応が二つがあり「濃い」と「これからの展開がキツい」というパンチの効きすぎたストレートを最初に決めすぎたのが人を選ばせ過ぎたと思っています。
インパクトを重視しすぎて暗い雰囲気を前面に出しすぎたのではと思っています。
この場合、もしかしたら①のラブコメからのシリアスの流れの方が今の読者にささったのかなと思っています。
つまりやり過ぎたということですかね。
そして、私の性質的に暗い話になる傾向が強くて、今回の舞台から装置までが全部カルト宗教の話なので、「暗い要素」+「暗い要素」=隠しきれない暗黒さがギャグ要素を上回ってしまったのだと思います。
感覚的に「ダンガンロンパ」や「トリック」ぐらいのサイココメディさを目指したのですが、ギャグとダークだとダークが勝ってしまったのだと思います。
ギャグか、両方の調和が取れていれば、もう少し離脱率を下げて評価があげられたと思います。
つまり、プロットの時点でこれは私が書くとめっちゃ暗くなるということに気づいた方が良かったということです。
小説の技術や特性面だけで無く、自分の特性とも向き合って今後プロットを作る段階で自分の特色も考えるべきだなと感じました。
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