オモラシ矯正センターが廃止されました。

ルーシア以外に入る者がおらず、そしてそのルーシアもひどくなる一方だからです。

こうなってはもう、徹底的に赤ちゃん扱いをして満足させるのが早いと診断がくだります。

また、お漏らししたら褒めてもらえる。

お妃様のお褒めに胸を膨らませますが、お妃様はオモラシが始まる前以上に冷たくあたります。

厳しくしつけてくれたはずの王様も、会ってくれません。

会いに行くことも出来ません。

なぜならルーシアはベビーカーに乗せられているからです。

そして王城に入られたのも僅かな期間。

ルーシアは赤ちゃんクラスで今後、泊まり込みで育児を受けることになります。

赤ちゃんクラスは一学年のみのクラスですが、今後新入園児の妹として扱われ続けます。

そうした中、王位継承権のニュースが報じられました。

その決定に、反論を述べるものは居ませんでした。

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