あやめっちは別の星から来たユナちゃんっていう子と出会った!

ヤッキムン

うわっ

「う~わっ!UFOやあああ!」

ベビーカーに乗ってママといっしょに散歩してた。

テミューズ川のほとりを散歩してたら、空たかくにUFOを見たように思った。

「ママ~!あれUFOやんな~!ぜったいにUFOやんな~!」

って、わたしはママに、めっちゃアピールした!


あっ、わたしは、あやめ。

あやめっちって、みんなからは呼ばれている。

今いるロンディーンの街で生まれた。


テミューズ川のほとりを散歩してると、大きな時計台のある塔とかも見える。


ベビーカーの中から、ママに、空へ向かって、UFOの見える方向に手をのばして指差した。


「えっ?なにーっ?」

って言って、ママも空のほうを見てた。


「うわーっ!面白い雲だねーっ!まるでクジラさんみたいだねーっ!」

ってママは言っている。


わたしは首を左右に振った。


ママは

「えっ?ちがうの?雲じゃないの?」

って言ってから


「あーっ!可愛い鳥さんたち飛んでるねーっ!すごーい!きれいに列になって、ならんで飛んでるねーっ!」

って、こんどは鳥さんの飛んでるのを言っている。


「あっ!ほんとだ!鳥さんたち可愛い」

って思ったけど、また首を左右に振った。


「えーっ?鳥さんたちでもないのー?」

って言いながら、ママは空を見ている。


「あっ!なんか光ってるー!」

って、ちょっと気付いてくれたみたい。


わたしは首をたてに振った。


「あれ?なんだろう?ちょっと動いたねー!」

ってママは言うから、わたしも、のばした手の人差し指をくるくる回してみた。


「あれ、もしかしてUFOかな~?」

ってママは言ってくれたので、わたしはベビーカーの中で、思いっきり首をたてに振った。


「あれ~、でも、よく見てみたら、UFOじゃなくて、一平ちゃんかな~?」

って、ママは言ったので、ベビーカーの中で、ズルッて、すべってしまった。


「あら、ごめんごめん」

って、ママは、わたしを起こしてくれて


「ペヤングかな~」

って言うから、また、ズルッて、ベビーカーの中で、こけてしまった。


と同時に、空でいろんな鳥さんたち

「クワークワー」

って鳴きはじめた。


そして、ちょっと光っていたUFOらしきものは、急にビュイーンて、遠くのほうに飛んで行ってしまった。


「あ~あ、行っちゃった~」

って思って、ママのほうを見たら、ママは、ママのおともだちと、笑いながら何か、しゃべってる。


そしたら、光ってたUFOは、わたしのベビーカーに向かって飛んできて、ベビーカーの中に入ってきて着地した。


おもちゃみたいな、ちっちゃな可愛いUFOだ。


キュイーンって、UFOのドア開いた。

中から、可愛い女の子出てきた。


「幼稚園で会いましょう!」

ってわたしに言った。

そして女の子は、またUFOの中に入っていった。

UFOはピューッて、ベビーカーから飛びたって、空たかく飛んで行ってしまった。






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