第15話 ベビーピンク

「ベビーピンク」

赤ちゃんの肌をイメージさせる、ごく薄いソフトなピンク色。

ピンクという英語やは、もともと撫子や石竹の花を意味するもの。

ピンクという色名が一般的に使われるようになったのは

近代になってからだと言われる。

今では人気の色名として定着している。

(引用)


「優しくね」


初めてだった

自分より小さくて儚いものを見たのは


母の隣に置かれた小さなベットに眠る

小さな赤ちゃんはほんのりとしたベビーピンクを纏い

とても愛らしかった


「初めまして、お兄ちゃんだよ」


起こさないようにそっと呟くと

小さな天使は僕の指をキュッと握った


C:0 M:12 Y:12 K:0

#fae0cf

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