第16話 狂い始める
ちわちわ、はろはろ
とおやだよー!
…一旦ね、待ってね
いつもと様子がおかしい??
____________
「ねね、ゆうちゃん!
ゆうちゃんの押しは誰なの?」
『それは手代木さんだよ〜!
幼少期から見てるからってのもあるけど憧れがあるな〜』
「それはそうなんだけどさぁ〜
今流行りのk-popとかどうなの?」
『あっ、それで言うと最近オーディション番組で山本ちゃんって子のこと推してるよ!
デビューして欲しいなって思ってる!』
「そうなんだぁ
その子はどんなのこなの?」
『凄い頑張っててね、出来る子って感じが本当に好きなの!やっぱ強い子に惹かれちゃうなあ』
「へぇ〜
ゆうちゃん、私以上にハマっちゃいそうなの〜?寂しいよ〜」
あっ、やべ
『あっ、違くて、ごめん
素直に謝る。お姉ちゃんみたいで気が抜けちゃって、お世辞とかじゃなくてさ、素直な会話が出ちゃったんだ。』
『勿論最推しだよ!当たり前すぎて、最近の話題を出したャッた…出しちゃっただけだよ笑』
「動揺してるの〜?
可愛いねぇ〜!
でもさ、意外とお姉ちゃん嫉妬深いんだよ!」プン
可愛すぎるよイドちゃん…泣きまねなの??顔がいいって罪すぎるーーーー!!!
きゃー可愛い!!!うちのアイドル!美少女!!!
『本当だよお!』
といって私はイドちゃんを(かっこよく)抱きしめる。キラーン⭐︎
ぐすぐすしたフリしてるイドちゃんを抱きしめるのは優越感があるなあアハッ
「……そんな山本ちゃんに会いたかったら、私頑張るけど必要…?」
イドちゃんは私より少し高い。慌てるように抱きしめた手を離さないように細い腰と手で挟み、上から顔を横にー
私から目を離さず、覗き込むように見た。
既に距離が30cmもないという事に気づかなかった私は1分後に後悔することとなる。
『え、出来るの!?(まじかよ)』
『あっ、いやうそ、大丈夫!』
「………」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます