神様になったはずの物語ですが、めちゃくちゃ親近感と現実感が強いです。
まるで、自分の勤めている会社に新しい社長が就任してきたかのようなストーリーです。
主人公が神様に生まれ変わるというあまり見たことのない設定ですが、神様自身がなにが起きているのか分かっていません。
神様としてどのように振る舞ってよいのかも分かっていなさそうです。
それゆえ神様(主人公)に感情移入がしやすい物語にしあがっています。
読者が急に神様にさせられてしまったかのような不思議な感覚に陥る設定だと思います。
神様の前に現れるキャラが日本人のような名前であったり、社会人のような物腰だったりリアル世界の物語を読んでいるような気にさせられますが、もっと奥深い展開に期待させられます。
とても楽しく読み始めることが出来る物語としてオススメさせて頂きます。