【今日は何の日?リレー】2月3日

「せーの……」


 青髪ロングスカートのお姉さん、赤髪ポニーテールのギャル、白髪のお姫様が声をそろえる。


「わたしたち、お疲れシスターズで~す!」


上位チャット:おつシスキター!

上位チャット:見たことある

上位チャット:はじめましてー


「むくむく、みなさんおはようございます。お疲れシスターズの長女、芦野あしのむくみです」

「しょぼ~ん! 次女の芽野めのかすみと!?」

「三女の立場を受け入れてやっておる、地獄之へるのニャアだぞ!」


上位チャット:すごい疲れてそうな名前wwww

上位チャット:ヘルニアちゃん好き

上位チャット:白い子はなんか見たことあるな


「今日はトーカさんの企画で、『今日は何の日?』リレーに参加することになりました~」

「あっりがと~!」


 青髪のむくみが言うと、赤髪のかすみが画面に向かって両手を振る


「まずは自己紹介からね~。わたしは、雑談とかお歌の配信をよくしてるわ~」

「ボクも同じ感じかな」

「ニャアはな!」

「「ゲームでしょ」」


上位チャット:草

上位チャット:ハモったwwww

上位チャット:MMOやぞ

上位チャット:理解ある仲間


「う、そうだぞ、ゲームやってるぞ」

「しかもずっと同じゲームよね~。前から聞こうと思ってたんだけど、飽きないの~?」

「あれはMMORPGだから……シップたちと遊んでるから、飽きるなんてことはないんだぞ!」


上位チャット:MMO廃人のニャアちゃん

上位チャット:アーカイブ絶対消化できないやつ

上位チャット:船?

上位チャット:湿布な

上位チャット:ファンネームが湿布wwwww


「長時間配信ばっかりでボク心配だよ。腰には気をつけてね?」


上位チャット:マジそれ

上位チャット:伝説のぎっくり腰配信な……

上位チャット:ニュースになったやつか

上位チャット:事故には気を付けて欲しいわ


「よ、余計なお世話だぞ。っていうか、かすみはキャラ的に目について心配したらどうなんだぞ?」

「うん、ボクの贈った目薬使ってくれてるよね。『目薬タイムだぞ!』って」

「ウッ……い、いいから本題にいくんだぞ!」


上位チャット:てぇてぇ

上位チャット:なんだよてえてえじゃん

上位チャット:興味出てきた

上位チャット:企業勢だった時に案件で受けた初MMOにドハマリしたニャアちゃんをよろしくお願いします!


「はいはい。今日、2月3日は~? 不眠の日、ですって」

「おお、それはお疲れな日だねえ!」

「ちょっと嫌な記念日だぞ」


上位チャット:へ~

上位チャット:どうして

上位チャット:2(ふ)3(み)だから

上位チャット:基本こういう病気系は製薬会社とかが制定してる

上位チャット:節分で来るかと思ったが


「眠れないのは辛いわよね~。二人とも、安眠のためにしてることってあるかしら? わたしは、アロマを焚いてるわ~」

「ボクは瞑想してるよ。無心になるのって難しいな~って考えてるうちに寝ちゃう!」

「ニャアはな!」

「そもそも寝てるの?」

「そうだよ、いつ寝てるの?」


上位チャット:草

上位チャット:秒で突っ込まれて草

上位チャット:飯風呂MMO生活

上位チャット:俺は自己暗示かけて寝てる


「ウッ……ちゃ、ちゃんと寝てるんだぞ? こう、生産をしてる間に……」

「それは寝落ちっていうのよ?」

「たまにはちゃんとベッドで寝てよね。腰のためにも」

「ウウ……わかったんだぞ」


上位チャット:全シップの願いだよな

上位チャット:めったに使われないベッド

上位チャット:ゲーム内のベッドは使うのにな……

上位チャット:そして高級ゲーミングチェアが贈られる始末


「それでは、お疲れシスターズでした! それでは明日の参加者へバトンをお渡ししま~す。さようなら~」


上位チャット:おつシス~!

上位チャット:面白かった

上位チャット:チャンネル登録しようとしたらアーカイブ見てびびった

上位チャット:久々のフルトラ動画で助かった

上位チャット:ありがとう……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る