◯月×日

朝から悪夢を見た。

大きなお饅頭に押しつぶされる夢。

文字にするとなんじゃそりゃって感じだけど、夢を見ている時の臨場感といったら…

まさか中身が粒あんじゃなくてこし餡だったなんて…

それで目が覚めたわけだけど、そしたらお腹の上にシロがいた。

のんきな顔をしてにゃーんて、君わざとやってるね？

そのまま布団に引き摺り込んでやろうとしたけもど、するりと逃げられてしまった。

ぐぬぬぬ…

どうして猫ってあんなに軽やかというか、滑らかに動けるんだろう？

あとなんか固形物って感じがしない。

抱っこしようとしても伸びるし。

抱っこしてもだらーんて変形するし。

やれやれ。

とりあえずご飯食べてお仕事しなきゃ。

お昼過ぎ。

夢見が悪かったせいか、少し寝不足。

だから昼寝をしたんだけど、横になって早々お腹に僅かな重みが。

シロよ、そこは君の寝床じゃないんだよ。

そう思いながら目を開けたら、乗っていたのはクロだった。

ちょっとびっくり。

しかも乗ったばかりなのに気持ちよさそうな顔して寝てるし。

あれかな、やっぱドラゴンもあったかい方が好きなのかな？

うーん、しょうがない、ゆっくりしていきなさい。

まだシロほど重くないし。

なんて思っていたら、見計らったかのようにシロが登場。

クロを乗せてて動けないところにどんどん近づいてくる。

ちょ、シロ、さすがに２匹は勘弁……ぐえっ！

…………。

今日も１日平和だった。

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