歩の覚え書き ~あとがきとか、解説とか、そのほか作品のこと~
歩
「ヒナの寝息」のあとがき
100字未満。
それにこだわったのは、当然「140字(ツイッター)」を意識してのことです。
それに対抗して、と言ってもいいくらい。
でも、あとがきといっても、このくらいなんですよね。
あとはもう、
「読者の頭のなかで世界を広げてください」
と、それしかないのです。
それを目指しましたと。
うまく出来ていたでしょうか?
このあとの解説にも記しますが、「青春」シリーズなどがあるわりには、「ひな」は大人向けです。
レイティングなしで、誰でもお気軽に。
それもコンセプトの一つですが、深く読めば「大人」と分かるものも。
「有明の月」なんて、なんで二人でそれを見ることになっているのかと、うがてば……。
「星見」だって……。
「大人」の定義がどこからかはともかく、最初は私自身の癒しとして始めたように、疲れた大人がちょっとほっとする、ほっこりする、そんなものになればいいなあって。
はっきり「大人」をターゲットと意識していました。
おこがましとは思いますけど。
ちょうど「カクヨムコン」が始まるころで、始まればチャレンジャーの皆さん、お疲れモードにも入って。
長い物語、カクのもヨムのも大変だろうなあ。
だったら、それと対極をなすもので癒しを与えたい。
そんな考え方が、始めてからしばらくして湧いたものです。
始まりは本当に、ただの思いつき、短話の文章の練習にお付き合いくださいとその程度だったんですけどね。
観点変われば題名も、「ヒナの寝息 ぽかぽか」と、それっぽいものに変わったものです。
コンセプトが決まったことでよりいっそう、どんどん短話が生まれて……。
それがまた楽しくて!
「これなら、『カクヨムコン』の短編規定『1万字』以内で100話も行ける? 好評も得ていることだし、『カクヨムコン』へも投下してみようか」
文字数以外の短編の規定は考慮せず、門前払いになってもモチベーションにもなればと。
一月後半は、歳時もない、冬の景色も描き尽した? というところで、ネタ切れ気味となりましたが、無事に100話達成! 全102話、1万字以内での完結と出来ました。
すべて、応援いただいたおかげです。
ご支援、ご愛顧なければモチベーション保てなかったことでしょう。
実際、「ひな」連載中はいろいろありましたし。(近況参照)
ありがとうございました!
苦しんだ分、でも得たものも大きかったと断言できます。
今後の作品にそれは還元していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
……「これくらい」「それしかない」と言いつつ長文になってしまいました。
失礼しました。
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