08
そんなこんなあったが、高校入学の時期となった。
受験のため配信は少なめにしていたが、もうそろそろやってもいいだろう。なんせ…
「おめでと〜〜!!!!」
「ありがとう!!!」
受かったからな!
目指していた第一志望、華苗高校だ。男だから少し優遇されてはいたが...正直結構きつかった。さすがお嬢様学校って感じだ。多分偏差値60~75あたりはあるだろう...この世界に偏差値という概念はないのでわからないが。
「今日はどうする?出前でも頼む?」
「うん!」
本当は手料理が食べたいが、お母様がいないのとお姉様が絶望的に料理が下手くそなので食べれない。
brr
バイブレーションが鳴った。
多分お姉様のだろう。
「私のじゃないよ?」
「え?」
俺は基本的にmainは来ないし配信アプリ・ゲームは通知オフだしで通知は来ないはずだ。お母様からはさっき来たので違う人である…
誰だ…?
画面を見てみると、そこには結衣と書かれていた。
「え?」
「どうしたの?てか誰?」
やばい、声が出てきた。なんかお姉様は殺気立ってるし…
結衣、というのは確かお姉様と同じ歳のトロンボーン奏者だっけ…
「えっと、結衣さん?から」
「結衣?…あーね」
お姉様は何かを察したような声で言った。とりあえず中身を見てみようかな。
結衣"合格おめでと〜!!4月からよろしくね!"
ありがたいけど…なんで知ってるんだ??
「私が言ったから」
「心読まないで!?」
「いや、顔に書いてあったから。とりあえず返してあげて?」
でもこれどうやって返せばいいんだ。まあ無難に感謝を伝えるのとよろしくくらいでいいか。
ゆたか"ありがとうございます! こちらこそよろしくお願いします!"
まぁこれで大丈夫だろう。きっと。
「返した?」
「うん」
「じゃあ結衣の事は置いておいて、どれにするか決めよ!」
お姉様...中々友人に対する扱いが酷いな。
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どうも、投稿者です。
1万PVありがとうございます!本当に!登下校中に考えていたこんな稚拙な文がここまでの反響をよぶなんて考えてもいませんでした。もう一度言わせていただきます。本当にありがとうございます!
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