確かな明かり
少年は
父親に散歩について来ないかと誘われ
「何処に行くの」
と父に問う
引きこもりがちな
少年を思っての事だった
街の風景とか見に行かないかと少年を誘う
少年は、「何があるの」
と問う
父親は何かなかったら発見すればいいと思うとさとす
少年は発見してどうするの
父親は
それは発見次第で物事が変わる事だと思うと教える
少年は
「見るじゃなくて発見だよね
見ないと発見出来ないじゃん
いいよ
いつ行くの」
家で昼食を済まし部屋から少年は外を見るこの部屋から見た風景とは違う外の発見は無いとでもこの風景だけじゃ無いと思う
外に出てみることにした
父とバスに乗り
街路を歩く
人がすれ違う
ビルの谷間の風
ビルの上の雲と空
少年は父親に
「僕よりみんな高い発見だよ」
と言う
下を向いて見る道路だったアスファルト
「あの角を曲がってみたい」そうかと父は少年と話し私は後からついて行くから前を歩きなさいと少年に言って
少年は歩き出した
ある女性が持って歩いている物に目がいく
担いでいる物だ後ろから見たら黒っぽいケース見たいな物を背負ってるような物だった
それが何かなと思い
あっ発見したと思って
父親に発見したよと後ろを振り返り呼ぶ
その間女性は道路のガードのちょっとしたスペースに立ち止まっていた
少年は父親に聞いたあの黒っぽいケース見たいな物は何なの
父親はたぶんギターじゃないかと教える
少年はギターって何かと聞く
楽器の1つで触る音が出る
父と会話していると
女性はそのギターを持ち抱えて座り込んで音を鳴らし出した
その日
少年は初めて路上ライブするのを見た
近くに寄って少年は女性と目が合って音楽を聴いた
少年は凄いと思った凄く
音が止む拍手した少年は女性に「僕にも聴けますかそのギター」
その女性は
「練習すれば、音の出し方があるよ」
少年は音の出し方歌とかも練習すればとかとにかく少年は嬉しかった
初めて芸能人を見るようなテレビとかでは無くてそんな感覚だった
その女性に手を差し伸べ
「握手して下さい」
女性は少しびっくりしたようで微笑して少年の手を引いて触れた
少年は緊張した
手が離れても光の輝いているように見えた父親
少年にそっと邪魔になるかもしれないから少年にもう行こうと問う
父親は女性にお礼を言って少年とその場を離れた
それから少しの時間歩き散歩をしてバス亭について自宅に戻った
父はいい思い出になるなと少年と話す
そして
その時はギターが欲しいと感じなかった少年だが
中学生の2年生の時
ギターが欲しいと父と母に話す
「背が伸びたからギターを背負って歩ける」からと言う
その時のギターとの出逢いが残って思い出が残る
それが音楽との印象的な出逢いだった
音楽との結局は楽器屋には行ったがいざ弾いてみようと思うと難しいそうだだったので
中学生の時ギターを買うのをやめて
ラジカセで音楽を聴いた方がいいのでラジカセを買って貰った
そしてその時音楽を聴いていた
でも音楽を聴いて
ギターの音を聞いた時
あの散歩の発見とありがとうのと言って握手してもらった
微笑は今でも
思い出すと自分の世界を明るく照らす
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます