プロバティオ・ディアボリカ
そると
プロローグ
「それ」は突然やってきた。始まりの禍。「オーガ」、その大きな巨人は人々の命を奪い暴君の限りを尽くしていった。
6つの種族が生活してるこの世界で異変が起こっていること、それがどういうことか理解するには十分だった。巨人などいないこの世界にはオーガなどいるはずもない、初めは誰もがこれは夢なのじゃないかと思ったほどだ。
数年にも渡って続いたオーガとの攻防は1人のエルフによって幕は降ろされた。そのエルフが「あの」とき「あの」場所にいたエルフだとは誰も知る由もなかった。
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