番外編 面接!~ after ~ ②

~ ぽに子家 ~


母「あんたバイトするんやて?お母さんそんなん聞いてへんわ!まぁえぇけど」


父「せやで!おとんも聞いてへんぞ!まぁえぇけど」


ぽ「高校生…しかもあたし2年やで。そろそろあたしも自分の小遣いくらい稼ごう思ってん。かまへんやろ?」


父・母「えぇ言うたがな」


ぽ「せやな(´ρ`)」


母「で?どこでバイトすんの?」


ぽ「GP-CAFEやけど」


父・母「あのすけべぇなとこかいな!しらんけど」


ぽ「すけべぇ言うな。知らんのかぃ」


母「知っとるわ。あんたがあのビキニ着て接客するんかいな?」


ぽ「う…うん。ほんでな?親の承諾もろてこいて…」


父・母「…」


ぽ「…」


はぁ…またこのパターンや…


父・母「ぎゃーはっはっはっは!うちみたいな【モブ】顔一族があんなとこ無理やろ!」


ぽ「やってみなわからんやん!」


父「おぅ、えぇで。頑張ってこい。お前がトップ取ってこい」


…ほらな。ノーは絶対言わんねん。

このやりとりムカつくけど、大体やりたいことはやらせてくれる。そこは感謝やな。



~ のまる家 ~


ぽにちゃんから電話が来てる。


の「なんでやねん」


ぽ「!?…なんでやねん!びっくりするわ!」


の「承諾もらったよ。ぽにちゃん…は聞く必要ないねぇ」


ぽ「うん。いつものパティーンやわ」


の「だよねぇ。」


ぽ「これで来週から初バイトや!楽しみやわぁ

…」


の「そだねぇ。私もだよ」


ぽ「なんかごめんな。のまる…勢いで巻き込んで」


の「えぇえ…今それ言うの?言うなら面接受ける前の最初だよー」


ぽ「せやなぁ。でもありがとうな?一緒にやってくれて」


の「いつものことじゃん。気にしない気にしない」


ありがとう…のまる。

あんたはいっつもそう言って私に付いてきてくれる。


ぽ「あんたもこれで【普通】な生活ともオサラバやで~退屈なだらだらライフも飽きた頃やろ?」


の「え、ぽにちゃんといるから普通の生き方してない気がするよ…」


のまるも無事承諾。本当にたのしみや


の「あ、そうそうぽにちゃん!ずっと気になってた事があって…」


ぽ「?」


の「面接で途中現れた【オーナー】さんいたでしょ?どこかで聞いたことある名前だし、見たことある顔だなーって思ったの。思い出したんだ!あの人【らびっと】さんだよ!」


ぽ「!?」


【らびっと】とは…

GP-CAFEのオーナー「色野白兎」の「芸名」である。白兎はかつてその名で【グラビアクイーン】として一世を風靡した。

現役ではあるが、今は経営に業に力を入れている。各業態様々な【経営者】として活躍しているようだが、それはまた別の話にて…


ぽ「まーじーで!?詳しないあたしですら知ってる有名グラドルやんか!凄い…なんかあそこ怖い…」


の「私もびっくりしたよー。凄い人がオーナーだね。だから人気あるのかなあそこ。」


ぽ「いや、それだけちゃうと思う。あれ見たやろ?最後の歓迎。感動したもん。お店のコンセプトも雰囲気もいいからやと思うよ…」


の「うん。凄かったね。私も鳥肌立ったもん。少し憧れたよー」


ぽ「やんな!のまる!次新しい人入ったらあたしらもアレに混ざるんやで!凄ない?最高やわー…」



話が盛り上がり、のまるとたっぷり話した。

いまだにあの情景が脳裏に浮かぶ。


みんなキラキラしてたなぁ…


早く私もなりたいなぁ…


…寝てもうた(´ρ`)



番外編 after 完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る