番外編 面接!~ after ~ ①

~【GP-CAFE】閉店後、更衣室にて ~


業務を終えたスタッフの女の子達が

各々着替えながら話している。


ランカーの女の子が全員集結していた。


No.1

「新しい子達入ってくるね!双子だったのかな?素朴な雰囲気だったけどかわいかった」


No.2

「今日ランカー全員出勤だったの珍しいなと思ってたんだボク。これだったのかー」


No.3

「そうっスね!なかなか無いっスよ!さて、今回の子とも仲良くなれるかな~」


No.4

「待たれよNo.3…まずはこの私が【友の契り】を交わすのだ!」


No.5

「地味だったけどそれはそれで良き。女の子最高…私も地味だから人の事言えんけどね…」


それぞれ謎のテンションとクセを持っているようだ。


No.2

「ランカー目指してるのかな?ここに入るならやっぱ目指すよね!頑張って欲しいな!難関だろうけど…」


No.5

「それ、君が言うかね…どう考えても不利かもしれない【壁】を持っているにも関わらず、たった3ヶ月で2位になった君が…」


No.2

「あはは…運が良かったかな…?自分自身ビックリしてるよ。需要あって良かった!」


No.5

「いや、運だけで昇れないよここ。ちゃんと皆が認めてる証拠だからダイジョブ」


No.2

「ありがと!そう言ってくれると嬉しいっ!あー、早くあの二人ともおしゃべりしたいね!」


…みんな新人が楽しみのようです。


~ 事務所 ~


あ「…あら?お帰りなさい(にっこり)白兎さん。珍しいですね?2回もここに寄るなんて」


白「お疲れあぐりん~。どやった?あの後。いつものアレ、やったん?」


あ「ええもちろん。全員を巻き込んだ【歓迎パフォーマンス】毎度ながら大盛り上がりでしたよっ」


「あぐり」が嬉しそうに話した。


白「そかそか~。あれ嫌がる子もおるかもしれんから気にはしてたけどお客さんも喜んでくれるからなぁ。で、どうなん?あの二人」


あ「うふふ。逆に白兎さんの意見が私は聞きたいですねー(にっこり)」


白「せやなぁ。ポニーちゃんは雰囲気からして【ランカー】目指すオーラ出てたな。是非頑張ってほしいんやけど、うちのクセモノランカーに太刀打ちできるかなぁ?」


白「もう一人の「のまる」ちゃんか。あの子料理得意って書いてたな。料理チーフにいい相方できそうやな!」


あ「うふふ。まだ何もわかりませんけどね。皆で楽しくやっていけたらいいですね。【ランカー】の道は険しいと思いますが…」


白「ランキング【初代殿堂入り】が言うと重みあるわぁ…」


あ「そんな、私なんか普通にやってただけですよ(にっこり)」


白「ここは忖度なしのスタッフとお客さんによる【完全投票】やで?それでアンタは1位を獲得したんやからホンモノやで?だからお店任せられるんやから」


あ「ありがとうございます(にっこり)」


白「殿堂入り発表の時の来客数をいまだに忘れられへんわー。1日1000人はもう伝説級やで」


あ「何を仰るんですか。白兎さんの【1日限定スタッフ】に比べたら天地の差がありますよ」


白「がははっ!あたしの場合はあれくらい集まらんと逆にプロ失格やからなっ」


腰に手を当てて白兎オーナーが笑った。


あ「まぁ、確かにそうですね。それでもあれは大変でした。開店待ちの時点で数千人…どうしたらいいか本当に困りましたもの…」


白「今後は告知なしのゲリラでたまにやるわな!」


あ「あらあらまぁまぁ(にっこり)」



怪物クラスの2人だとわかった。



あ「模部さんと普通野さん、ちゃんと許可貰えるといいんですが。」


白「そこはもう任せるしかないなぁ。大分お肌出す格好させる分、親御さんは心配するやろしな。連絡待つしかないわ」


あ「そうですね。楽しみにしてますよ?模部さん、普通野さん…」


歓迎パフォーマンスをやったけど、「許可」取って無いことを忘れていた為、実は少し「やらかしてしまったかな?」と思うあぐりだった。


【GP-CAFE】本日もご来店、誠にありがとうございました。またの「お帰り」をお待ちしております★




~ 2023.02.05 ~

※近況ノートに以前落書きで描いた「白兎オーナー」のメイドビキニを着たイラストを公開しています(^q^)


キャラプロフィールもまだなのに…


もし宜しければご覧くださいm(_ _)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る