同じであって同じでない一緒の夢
彩音「久しぶりだね。」
冬馬「久しぶりだな。」
彩音「みんな変わったね。昔の頃が懐く感じ
るよ。」
冬馬「懐かしいな。」
彩音「覚えてる?」
彩音「私達小さい頃は喧嘩してばっかであな
たの事苦手だったけど、高校の時に私に
暴力を振る父親から助けてくれだでし
ょ?」
彩音「あの時嬉しかったんだ〜」
彩音「そしてその時初めて恋をしたの。」
冬馬「最初はお前の事うざい奴だと思ってだ
けど、高校の時お前の親父の事知って、
何故かいてもたってもいられなくなっ
てお前の親父殴っちまったよな、その
時、怖い気持ちもあったけど、お前を守
らなねぇーとって思ったんだ。」
彩音「本当嬉しかった。けどそのせいで私は
母方の実家の方に行くことになっちゃ
たんだよね。」
彩音「ねぇ冬馬、その時私ね、貴方の側にい
たいって思ったんだよ。」
彩音「けどね、それと一緒に離れるなら貴方
と会わなければ良かった。知らなければ
良かったっておもんだんだ。」
彩音「最低だよね、、、」
彩音「けど、まさかその願いが叶うなんて思わ
なかったよ、、、」
冬馬「お前がまさか事故に遭うなんておもわ
なかった。」
冬馬「母親の実家に行く途中で事故に遭うな
んて思っても無かった。」
冬馬「そしてそのせいで記憶も忘れる事も」
彩音「ごめんね。こんな願い事しちゃて。」
彩音「その時は貴方の事忘れちゃたけど、思い
出そうと頑張ったんだよ。」
彩音「どんな物を犠牲にしてでも貴方の事を
思い出したかった。」
冬馬「自分ができる事ならなんでもしたし、
自分が出される物ならなんでも犠牲に
した。」
冬馬「それぐらいお前の記憶が戻って欲しい
って思ったよ。」
彩音「ありがとう」
彩音「けど、もう大丈夫」
彩音「全部思い出したよ。貴方の事も、貴方
への想いも。」
彩音「願いは叶ったよ。」
冬馬「願いは叶わなかった」
冬馬「お前はそのまま俺から離れちまっ
た。」
冬馬「そっちはどうだい?楽しくやってる
か?」
彩音「うん、貴方に会える日を待つま間貴方
との時間を思い出してるよ。、もう忘
れない様にね。」
冬馬「それじゃあまた来るよ。」
彩音「うん、待ってる!」
彩音「、、、またね。」
同じであって同じでない一緒の夢 @yayagi
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