ソード・ワールド2.5「種族まんまのお名前PC卓」
ウゴカッタン
第1話「人間のニンゲン」
「おれは冒険者、人間のニンゲンだ」
GM「ふざけた名前だねお前にはエルフのエルフがお似合いだよ」
「わたしはエルフのエルフ、人間のニンゲンさんよろしくね」
「おうおれは冒険者、人間のニンゲン、お前はエルフのエルフ、そっちは?」
「わしはドワーフのドワーフじゃよろしくな」
「ったくやってらんねえな」
「どうしたんですか? おれは冒険者、人間のニンゲンだけどあなたは?」
「おれはリカントのリカント、お前らみたいなのは見飽きてるぜ」
「こらリカントのリカント、言っていいことと悪いことがあるぞ」
「でもよぉリルドラケンのリルドラケン、こいつらたるんでんぜ?」
「そうだなあ、このナイトメアのナイトメア様からいわせれば」
「いわせれば、どうだっていうんだい? ちなみにおれは人間のニンゲンですが」
「ナイトメアに対する理解が弱い」
GM「そうかもしれないねグラスランナーはどうおもう?」
「え?あたしゃ音楽家山のコリスだよ?」
GM「そうかもしれないでもグラスランナーのグラスランナーかもしれない」
「やだなあブレーメンにいこうよ!」
GM「そういう考え方もあるね」
「みんなおれは人間のニンゲン、種族は全員揃ったのか?」
「わたしメリアのメリア、いっけなーい遅刻遅刻!」
GM「ニンゲンと衝突判定をします目標値6で2d6に敏捷性ボーナス」
「ニンゲンのさいころをくらえ!」
「痛い! なにするのよ! 確かにわたしメリアのメリアだけど!」
GM「2d6はどこにいきました? 探してくるので、皆さんはこの卓で適当にロールプレイしててください」
「ったく投げっぱなしかよ」
「投げたのはニンゲンだけどね」
「もうしおくれたがわたしはティエンスのティエンスというものだ」
「わたしはレプラカーンのレプラカーンだよ!」
「そうですね、みんな揃ったみたいですし、自己紹介を始めましょうか、ニンゲンのニンゲンからよろしくたのみます」
「よし! わかったぜルーンフォークのルーンフォーク、でもさその前に
名乗るのもうやめねえか?」
「名乗るのやめたら誰が誰かわからなくなるルン」
「おっ!? それいいな! みんな語尾に種族の頭文字を入れるんだ!」
「こうでドワ?」
「こうかしらエル?」
「これでまんぞくリカ?」
「なんかめんどうティ」
「でもいいかんじレプ」
「そんなことナイ」
「ようせいになった気分メリ」
「どういう意味リル?」
「これもこれであじタビ」
「おんがくでたのしもうグラ」
GM「みなさん唯一の2d6を紛失してしまったので、申し訳ありませんが今日はこの卓はお終いです」
「えーっ!?」
※みんなもサイコロは大事にしようね
ソード・ワールド2.5「種族まんまのお名前PC卓」 ウゴカッタン @kak16kyou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ソード・ワールド2.5「種族まんまのお名前PC卓」の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます