決算前だが、ヤマハを買い候補に入れておく。

当銘柄は「買い候補(安くなったら買いたい)」であり「適格」ではない。

ただ、すでに株価が底値圏にあるのでどこで買ったも同じだろう。


https://www.yamaha.com/ja/ir/library/publications/

ヤマハの統合報告書2024


歴史100年以上。大日本帝国の歴史と共にある。

ピアノ、電子ピアノ、管楽器を主体に楽器グローバルシェアで世界一。

9月末に3分割。配当利回りが2%だが、株主優待を廃止したために

今後の増配の可能性が高い。


株価は中国市場を理由に21年より低迷中。

【24年に中国市場の回復を見込んで楽器を増産し、現在では大量の在庫を抱える。向こう2年先まで在庫がさばける可能性がないとの判断を経営者側がしている】


(*´Д`) これは……呆れるほどの大馬鹿である。

マーケット担当の人間が、中国市場の調査を自分の目でしてない証拠だ。

中国では依然として不動産バブル崩壊の影響で若者の失業率が高く、中高年も相当な数がリストラされたはずだ。楽器とは、主に娯楽用途である。


衣食住が満たされずに娯楽や文化もない。中郷政府のやってる景気刺激策が多くの庶民に対して功を成すのは1年以上先の話になるだろう。最近の中国株は株価の上昇が激しいが、【過去200年の歴史からして株式とは景気の先行指標。実際に景気が良くなる9か月前より先に株価が先回りして動く。したがって只今の中国経済の今の状態は良くない。24年の中国回復を見込んだヤマハの戦略は阿呆のそれある】


(*´Д`)

良いところ


・楽器の世界シェアが圧倒的。音響機器(プロ向け)は、世界の屋内外のライブや

録音ブースなので間違いなく使い続けられるだろう。音楽CDの発売は時代遅れ。音楽配信がメインとなる昨今でも、アーティストの演奏は録音はしないと配信できないからね。ユーチューブ、ティックトックなどの動画メディアでもマイクなどの録音装置が使い続けられる。


・車載オーディオ市場に参入した。売り上げは伸びているとのこと。

AIチューニングで車内空間に応じて音質を最短で最適化。


【ヤマハ、楽器とオーディオ事業が両輪となって発展した稀有な企業。

 オーディオ製品はスピーカー、ヘッドホン、CDプレイヤー、アンプ、Wi-Fi 

 機器、どれをとっても超一流。オーディオ趣味の筆者が絶賛する。

 楽器開発の経験から得たナチュラルサウンドによる豊かな中高温、張りのある低

 温は素晴らしい。アコースティックギター、ピアノと相性が良い】


中国向けにも車載オーディオの受注を取っている。

筆者がティックトックでBYDなどの車を調べたところ、未来の車は我々の乗っているガソリン車やハイブリット車とは全く異なることが判明した。


・モータで走るので静か。静寂の中で映画、アニメ、クラシックを聴く。

 お菓子を食べる。飲み物を飲む。スマホをいじる。車内で何かをして遊ぶのが

 当たり前で、全自動運転が搭載される時代になれば、

 ソニーホンダが提唱する「エンタメ車」が主流になるだろう。

 

 中国では安い車でも全席に大型モニターが搭載されてるレベル。

 「従来の外の景色を見て楽しむ車」 から 「車内で引きこもって楽しむ車」へ

 変化。次世代の車とは、個人の部屋の一種と化している。

 もちろん窓を開けて外の景色を楽しむのもありだ。


【未来の車は移動のための手段ではなく、車内で遊ぶための空間である】


最先端の装置にはスイッチもなく、画面に向けて話しかければ3秒後にはバッハのバイオリン曲を流してくれる。例えば「仕事で疲れたからリラックスしたいんだけど」とAIに聞けばいいのだ。AIは自動で選曲もしてくれる。


・そう考えると社内オーディオの音質面もかなり意識されることが予想される。

というのも、社債電池の価格が下がるにつれて車一台当たりの価格が下がるからだ。EVは車の本体が高いのではなく電池が高いのだ。

電池のシェアのほとんどを持つ中国によって大量生産の仮定で世界のEVの価格は決まっている。今現在、世界のEVを支配してるのは中国だ。世界で最も安くてエンタメ性に優れる車(EV)を生産できるのは中国となることは、ほぼ確実だ。


(トヨタ、ホンダ、フォルクス、BMW、ヒュンダイ、ボルボなどの強力なメーカー、その他アメリカを筆頭とした雑魚メーカーは、低価格帯のシェアから完全に締め出されるだろう。さらに中価格帯でも負けることがあれば、フォルクスのように自国工場の大量閉鎖に追い込まれる)


車の購入費が下がれば、その分だけオーディオなどのオプションの充実に顧客の意識が向くだろう。筆者の一昔前の子たちの世代では、自宅のオーディオを友達や知り合いに自慢するために「オーディオ鑑賞会」が開かれていたそうだが、これからは

「車内オーディオ鑑賞会」が流行る可能性すらある。


走行音がうるさい現在のガソリン車では不可能だが、完全EVならばクラシックのフルオーケストラも観賞可能になる可能性もある。富裕層は特にクラシックやジャズなどアコースティック楽器の演奏を好む傾向にあるから、ヤマハの高音質は間違いなく付加価値があると筆者は考えている。


これは、昭和の時代にお金持ちの乗る「黒塗りのリムジン(漫画でよく登場した)」で可能だったゆったりとした車内空間を、我々庶民も手に入れられる可能性があることを示唆している。


・新興国で楽器を普及させている。コロンビアでは初等教育でリコーダーを配布。

日本式の音楽教育を実施。フィリピンは成長市場。現地で工場を作って販売を促進。

アフリカ、中東でもヤマハブランドの楽器がどんどん売れていくだろう。


ただし、以下の点で注意が必要


・ヤマハ楽器部門で大量の在庫を作るほどの経営下手。

 担当者がちゃんとした教育を受けなかったのだろう。

・車載オーディオは後発で参入している。今は駆け出しの状態。

・中国向けに楽器の在庫を作りすぎた。今後の株価は中国経済に依存しやすい。


・自己資本率が7割とさすがに高すぎる。保守安定を目指して

 積極的な事業投資をしてこなかった可能性が高い典型的な日本株。

 経営者もその点は分かっているのか、ここ数年は積極的に自社株買いをしてる。

 増配よりも自社株買いに力を入れているのは株安を意識してる証拠だ。


(*´Д`)よって投資適格のレベルではないが、趣味程度に100株買ってもいい。

3年かけて株価が低迷中。11月に決算があるのだろうから、その内容を見てから買っても乗り遅れることはない。


付加価値のある製品を作っている企業なのにもったいない。

経営者がバカでなければ相当な株高になっていただろう。

例えるなら、良い家庭の生まれたのにろくに勉強もせずに落第生になりかけている子供のようだ。今の自民党のほぼ全議員がこれに該当するわけだが。


馬鹿を脱する方法を一つ教えてあげよう。それは自分がバカであることを自覚することだ。ダウ掲示板を見てみろ。誰一人自分がバカだと思ってない。だから負ける。

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