決算分析
@kintyou
市場の調査とは何か? 素人はなぜすぐ株を売るのか?
A お客としてセブンイレブンに買い物に行った。
B 投資家としてセブンイレブンに買い物に行った。
上の二つはまるで違う。
素人投資家や投資家もどきの連中は、Aである。
筆者の場合はBである。あるいはグルメな人、ブロガーなど美味しいものを調査してる人ならBに当てはまるかもしれないが、投資家は経営学の観点からお店の実態調査をしている。
セブンのみならず、多くの上場企業の株価が下がるとこういう連中が必ず現れる
「この企業はもう倒産だな」
「こんな製品、もう誰も買わないんだよ」
「二度とこの店買い物しねえ」
「最近、店員の接客態度が悪くなったよな」
売上30兆を超えているトヨタの掲示板でさえ、トヨタは間もなく倒産すると
書いてる若者がいたことに驚きを隠せない。
トヨタのディーラーに行ってこい。日本で最も優秀な人材が揃っているぞ。
ティックトックで世界の動画を見ろ。北欧でも南米でもトヨタの車が走ってるぞ。
俺は、過去にゲオHDを3万7千円で損切りした。
保有期間1年の優待と配当を含めても赤字となったが、俺は一度たりとも
ゲオの悪口など書いたことがない。今でもゲオやその子会社のセカストで買い物をする。なぜなら俺は企業経営に参加したのであって、企業の悪口を書くために
株主になったわけじゃないからだ。株を買うことを売り買いして利益を上げるためと勘違いしている人が多い。物事の本質が見えてない「からっぽ人間」である。
俺が以前に書いた「クニゲイ」で登場する有象無象の学生らと同じだ。
ゲオに行くとたくさんのことがわかる。
レンタルビデオ事業が縮小中なことは経営陣は熟知している。売り場面積を広く取り、洗剤などの日用品や飲食料、キャンプ用品やオーディオ家電、中古ゲームやPC
、スマホなども販売している。製品を買わずとも、見るだけで楽しい大衆娯楽施設として機能している。土日の休みには子連れの親子が多い。
例えば俺が「ゲオはもう倒産する!!」と言ったところで、実際にお店に行くと
平日でさえお客は十分に入っている。売り上げの過多はともかくとして、お店はレンタルビデオ事業からの脱却を目指すために奮闘努力しているのがわかる。
これは好印象。地元の加須店は1階がゲオ、2階部分がセカンドストリートになっているので階段を上がる。セカストではやはりと言うか、中古の洋服を必死になって選んでいる50代以下の若者の多いこと。さすがに60代の若者は少ないが、生産年齢人口に達しているものは外国人も含めてたくさんいる。
(*´ω`) ふむ。俺はもう株主ではなくなってしまったが、これからも頑張ってほしいと思う。俺がゲオを損切りしたのは22年のウ戦争前。強烈な円安が進行中なので外需株に切り会えるために売った。確か双日か住友商事を買ったのだと記憶している。素人は損をした金額をいつまでも考えるが、トータルリターンで考えたら
上手に運用したら多少の損失など年間配当だけで簡単に取り戻せるものだ。
実際に、目で見て、感じて、買い物して、常連になって。その店の価値がわかる。
三菱重工の作るガスタービンや原子炉を見ろと言われても無理な話だが、
キッコーマンのしょうゆやみりんはその辺の店で売ってるし、アサヒ飲料は
その辺の販売機に並んでいる。大塚食品のカロリーメイトやボンカレーのないコンビニなどない。日清のカップ麺、ラ王、UFO、シスコーンもどこでも売っている。
調査とは何か?
財務上の数字の分析とは違う。お店に寄ってみてその企業の製品の価値を試す行為だ。またお客の姿も、お店の駐車場の広さも快適さも、店員の質もすべて見ることができる。数字だけを追っているアナリストに価値はないのだ。
政治家や議員のように、庶民の生活の実態を知らず偉そうに法律を作ってはだめだ。
スーパーやコンビニで買い物もしたことがないのに、なぜ庶民の生活がわかるのか。だから日本は34年間、世界の発展から取り残される第二次鎖国時代を経験したのだ。何もわかってない奴が政治を続けて私腹を肥やしたのだから当然だ。
Aの人間は、例えばセブンの株価が思うように上がらないと「くそっ!!」と
言いながら損切りしてすべてを失う。もうコンビニなんて事業は終わるらしい。
Bは、セブンの株価よりも業績をしっかり把握し、過去最高益を出し続けてることを確認する。そして店に実際に足を運ぶ。コンビニにはたくさんのお客が出入りする。
顧客も製品も回転率がものすごく速い。
老人の多い住宅地、中学校の近く、駅前、市役所の前、立地によって客層が異なり、雑貨類や総菜などの品が微妙に変化する。マーケティングができている証拠だ。
ネパール人など日本語担当な女性が店員をやっていることもある。お客の回転が速く、店員はてきぱきと業務をこなし、床はピカピカに磨いて有りトイレも綺麗だ。
毎週セブンに通うとわかることがある。とてもつぶれそうにないと。
コンビニ事業が終わっているともまるで思わない。日々の株価のランダム歩みは
ともかくとして、全国にあるセブンイレブンは、今日も売り上げを上げている。
お客に必要とされているからだ。
Aの人間は大衆(ゲス、クズ、低能、間抜け)である。
Bは投資家や愛好家(知性と情熱あふれる)である。
さわかみファンドはこう教えている「生活者投資家になりなさい」と。
生活者投資家とは、庶民の生活を陰で支えてくれる企業の株主になることだ。
ただ株を持つだけではなく、お客としても企業に貢献してあげたい。
企業が苦しい時こそ応援してあげることだ。彼らの教えで唯一俺が否定するのは、
株価が最高値になったらゆっくり売り抜けるというもの。売る必要はない。
事業内容が傾かない限りは、売らずに永遠に保持することが望ましい。
製品の価値
セブンプレミアムのスイーツがある
どうみてもぼったくりとしか思えぬ、「チョコパイ」がある。
中に生クリームが入ってる190円。中身はたった一つ。
埼玉県北部の物価で考えると法外な値段設定。
スーパーの安値になれてる筆者にしたら憤慨すら覚える。
何事も食べてみなければわからない。
イートインで食べてみる。確かに、うまい。中の生クリームとチョコ、生地との
組み合わせが絶妙でああり、試しにスーパーのチョコパイと比べると全然違う。
200円もするバナナのスムージーも飲んでみる。これも確かにうまい。
ドラッグストアで安売りしてる量産品とは違う。
セブンがプレミアムと名付ける商品は、スイーツだけではなく、店頭販売してる
ななちき、焼き立てのカレーパン、300円もする店頭で作るスムージー(4種類あり)、コーヒーなど様々あり、そのすべてがうまい。スムージーは特に美味である。
300円~350円と考えると高く感じるが、これを一杯飲めば果物の栄養が
十分に取れるため、3時のおやつを食べなくても済むので手っ取り早い。
ななちきは、今日のように29日、ニクの日なら29円引きのクーポンが
アプリで配信される。その他、割引アプリは毎日配信されておにぎりや飲み物
などに使うことができる。これがお得なのだ。
コンビニは高いので立ち寄る価値がないと決めつけるのは早い。
11時過ぎに店に行くと次々に値引きシールが貼られていく。
韓国風のビビンバおにぎり160円(30円引きのシールが貼ってある)
ナナチキ、29円引きでおよそ200円。合計360円でお腹いっぱいになる。
これが俺の今日の昼食だ。
他に家に朝作ったおみそ汁とレタスサラダの残りがあったのでそれも食べた。
野菜も取っているので栄養価としては悪くないだろう。
たったの360円でお腹いっぱいになる。
嘘みたいな話だが本当だ。GW期間中はおにぎり2個とナナチキで試したのだが、
これでは量が多すぎて困ったのでおにぎりを1個にした。
参考までに筆者は回転ずしなら1300円分は食べるのだが、セブンのご飯は
安値で済むので助かっている。
セブンは底上げ弁当に悪評があるのでそちらは試すつもりはないが、
おにぎりは俺が中学生だった90年代後半から量は変わってない。
韓国風のおにぎりはナムルがしっかりと入っていたりと本格的で辛い。
BLTサンドなど400円程度するサンドイッチ類の品も高額だが中身はしっかりしていて、昼食ならこれを一つ食べれば十分に満足する。それで足らなければスイーツでも買ってあげれば上等だ。
セブンは食に力を入れてると決算書に書かれていたが、確かにスイーツにしてもサンドイッチにしても、ななちきにしてもおいしい。スーパーやドラッグストアで売ってる廉価な商品とは味付けが異なるため、開発に力を入れてることがよくわかる。
俺自身が高くてもまた食べたいと思えることから付加価値があることは認める。
スイーツと言えば、俺は栃木県内の道の駅で地元野菜の名産、例えばとちおとめのイチゴ、ブルーベリー、サツマイモなどで舌は超えているため、工場で作って輸送にも時間のかかっているセブンの品などゴミみたいなものだろうと、株主になるまで
食べたことがなかったが、これが存外にうまいことが判明した。
(道の駅おやま(栃木県小山市)で食べるイチゴタルト、サツマイモのモンブラン、ジェラートは味付けが最高、タルトは焼き具合が素晴らしく、絶品である。都内のデパ地下にも劣るまい。その道の駅は自宅から車で40分の距離にある。俺はおやまのスイーツを死ぬまで食べ続けたいと思っている)
もちろん、セブンのおにぎりやサンドイッチに、うまみ成分であるデンプンや保存料などが含まれてることは知っているが、週一回程度食べるくらいなら害はない。我が家は農家である。取り立ての野菜を直ちに調理し、例えばキュウリやレタスを食べた瞬間に「じわっ」と口の中に水分(ミネラル)が広がる感じ、あの感じは生産者でしか味わえない鮮度なのだが、その俺が食べてもセブンのスイーツはうまくできている。鮮度がどうこうではなく、食べ物として美味しくて完成度が高いのだ。
我が家のような田舎の村に住むものとしては、町中のスーパーや飲食店に行くのに最低でも8キロほど離れており往復で30分はかかってしまうが、セブなら片道1キロと近い。これは車を移動の手段とする田舎者には大きな時間と燃料代の節約になる。ゆえに老人の利用者が多いのだろう。65歳以上の単身者の割合は、5人に一人と統計が出ている。おそらく配偶者が先に亡くなったのだろう。
セブンの商品の価値は、自宅近くために、製品の購入価格はやはり
移動代を差し引いた分だけ割安になるし、俺の場合は日々の市場分析が忙しいので
時間を得節約できるメリットがすごく大きい。
俺が確信しているのは、仕事で忙しい人、旅先でレストランが見つからないひと、
買い物弱者の老人などには、セブンで食事を済ませるのが適当だと確信したことだ。
俺はセブンアプリにペイペイを連動させているので、会員カードの読み込みとペイペイでの決済が同時に行えて便利だ。買うたびにペイペイで0.5%のポイントがたまる。現在であれば対象のお酒を買うと3割もキャッシュバックされるらしい。
このような調査を、普段からしているからこそ、株価の上下になど
心を乱されることがなくなる。現在の日清HDの含み損6万など、日清の作る製品の価値になんら悪影響がないことがよく理解できる。日清の株価が下がるほど、俺の買うチキンラーメン(5袋入り。お湯を注ぐだけでちょり可能)ラ王、シスコーン、
ピルクルの購買頻度が上がってより日清を支援することになるだけだ。
花王が株価低迷で苦しんでいた21年~23年の間も、俺は2か月ごとに花王製品を買い続けた。シャンプー、洗顔、歯磨き粉、はぶらし。使ってみてわかる。ライオンとの違い。決して割高ではなく付加価値がそこにあるから世界シェアがあることに。これ以上の安心感があるだろうか?
すぐそこに、製品が、お店で、売っているのに。
なぜ調査もしないで、株価だけを見る?
だから、Aの奴らはからっぽ人間なんだよ。
足を使わぬ営業は、未熟だと言われる。
足を使わぬ研究者は、頭でっかちのアホだと言われる
足を使わぬ議員は、もともと0だった存在意義がさらになくなる。
馬鹿な経営者は自社製品の原価も知らずに取引先企業と交渉をしている。
まず勉強しろ。
そして行動しろよ。
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