異世界の変身ヒロインVS平行世界のなんちゃってダークヒーロー系転生者
MrR
ギャルゲーの変身ヒロインはスタイルがいい
Side 常盤 ハルト
=平行世界・昼間・都市部=
ハルトは自分の名字が嫌いだ。
小学生の頃に漢字で書くの苦労したからだ。
特に常盤の盤の部分は地味に難しい。
それ以外は気に入っている。
そんな事よりも謎のオッサンから託された品々の数々。
そして試しにコンビニに行く感覚で行った平行世界に行き、そこで偶然変身ヒロインが戦っていた。
変身ヒロインと言っても様々だが見た感じ女性だけの戦隊系である。
レッド、イエロー、ブルー。
全員胸が大きくて、スタイルも抜群に良い。
それはそうと変身ヒロインにはあるルールがある。
特に成人向けギャルゲーみたいな変身ヒロインにはだ。
それこそ対〇忍みたいなルールだ。
それは最初、物語の冒頭で敵の怪人や敵の大幹部に快勝すると、急転直下でクソ雑魚になると言うメタなルールが。
何故かと言うと顧客のニーズとか、そうしないと売れないからだと言う大人の事情がある。
相手はカブトガニの怪人。
胸が大きいハイレグボンテージっぽい衣装を着たな、長い黒髪のウェーブ掛かった髪の毛が特徴な女幹部っぽい奴や戦闘員もいる。
このままだと一生物のトラウマを背負う事になるので助けようと常盤 ハルトは思った。
常盤 ハルトは顔立ちが整っている残念な陽キャである。
とあるオッサンから受け継いだ能力により、平行世界渡航能力と変身アイテムが詰まったRPGに出て来るチート収納空間に手を入れられるのだ。
そして変身する。
ライドセイバーシリーズ。
ライドセイバーダークビートルに。
ライドセイバーダークビートル。
ライドセイバービートルに出てきたダークセイバーだ。
まずはアメフト選手のようなプロテクター形態になり――
『アーマーパージ』
アーマーパージ。
スタイリッシュなカブトムシの戦士になる。
『タイムライド』
続いてブレードガンを持ってタイムライドを行う。
ライドセイバービートルに出て来るセイバー達は皆、タイムライドと呼ばれる超加速能力(厳密には違う)を保有している。
銃弾が余裕でキャッチできる状態にになる程に速く動ける高速移動状態。
次々と戦闘員が爆散していき、最終的にはカブトガニ型に背後からヤクザキックを放って吹き飛ばす。
そして吹き飛んだ先に超スピードで回り込んで回し蹴り気味のセイバーキックを放つ。
モロに食らってカブトガニ型怪人は爆散した。
「き、貴様!! 一体どうやって!? な、何者なの!?」
『通りすがりのライドセイバーだ』
女幹部の人にそう言われたのでハルトはそう返した。
(さてどうするか?)
このまま女幹部と戦闘に突入するか。
それとも、さよならバイバイして元の世界に戻ろうか。
などと思っていると戦隊ヒロイン達が態勢を立て直した。
「クッ!! ここは一旦退くわ!!」
そう言って女幹部は撤退する。
そして――
「あの、貴方は――」
そう言って戦隊ヒロイン達が駆け寄ってくる。
慌てて常盤 ハルトは元の世界へと戻った。
☆
=昼・元の世界・公園=
「あの、ここは?」
『あっ――』
一緒に戦隊レッドがついて来てしまった。
「変身解いて」
「え、あ、その――」
「はやく」
「は、はい」
そして戦隊レッドは変身を解いた。
長く、黒い髪の毛で爆乳なスタイル抜群の可愛らしい女の子。
さて、どうしたもんかと悩んだ。
「とりあえずお茶でもしながらゆっくり話す? 全部自分の驕りで」
「え?」
ハルトは喫茶店に誘う事にした。
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