第3話 学校に関する夢
まず、大学の授業の単位を落とし、卒業できなくなる夢。
これは、繰り返し、繰り返し、良く見る夢である。
夢の中で、結構どうでもいい授業(と言っては失礼かもしれないけれど、例えば書道など)の単位をうっかり落としてしまって、卒業単位に足りません、と学生課の職員から言い渡される。
私は留年か、さもなくば中退するかをそこで迫られるのだが、どちらを選ぶこともできずどうしよう、と頭を抱えるところで目を覚ますのがお決まりである。
派生バージョンで、四十代現在の今の自分が制服を着て、高校に通わなければならないという辱めに遭う、という夢をみたこともある。
四十代でしかも、大卒資格をもつ自分が高校に通う理由は、自分の意思ではなく、両親が望んだから、というものであるというところが、なんだかリアルにありそうで嫌だったな。
しかも、夢の中で保健室登校しているのだ。妙に現実味がある。
あと、過去に巻き戻って、昔のいじめっ子に言い返そうとしたり、歯向かったりする夢も何度か見る。
大体、碌な結末にはならない(結局、多勢に無勢である)のだが、現実の小学校時代では、私はほぼほぼサンドバック状態だったので、その反動かな、とも思う。
たとえ反抗してもいじめが解決しないのは、はっきりいって救いがないとも言えるが、それでも夢の中で言いたいことを言いたい奴に言えたときは(たとえ、その後の夢の展開で私が酷い目にあう、という流れであっても)目覚めたあとは、妙にすっきりして胸のつかえががとれたような感覚をもたらしてくれる。
もしかしたら、こういうのをセルフヒーリング、とか、コーピングの一種、というのかもしれないな、などと思う。
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