2023年4月16日 22:02
第2話 「一途な想い」への応援コメント
初めまして。この度は『あなたの作品を勝手に分析します』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。さて物語の内容は、まだ序盤だというのに深いドラマを見せられたように感じました。特に学歴社会という部分に触れられていた点がよかったと思います。現代日本に対する、ある種の問いかけの働きを担っているように読み取れます。登場人物もそれぞれ違った方向性の闇を抱えており、演出が凝っているという印象でした。京四郎の境遇や家庭はフィクションの雰囲気を出しながらも、根底には薄暗いリアルが潜んでいると個人的には思いました。気になった点としては主に二箇所です。一つは未夏の行動について。これはかなり違和感がありました。助けてもらったとはいえ、京四郎にここまで猛アタックするのは流石に異常かと。この行動の裏に依存性パーソナリティ障害などの精神疾患が絡んでいるのであれば別ですが、現状では作品の雰囲気を壊す一因になっていると考えられます。なんらかの動機があるのであれば、それを仄めかしたり、未夏の感情の機微に盛り込むとわかりやすくなると思われます。二つ目は視点について。これは頻繁に移り変わり、安定感がありません。群像劇の形式をとられる場合は、最低でも一つの場面では視点を固定することをオススメします。今の状態は、まるでテレビドラマなどの映像をそのまま小説に落とし込んでいる風に見えます。媒体が変わると表現の仕方や伝わりやすさも、がらっと変化します。改善を考える場合は、まずはメインの視点を京四郎に据えてみてください。京四郎から見て、未夏や憲司はなにをしたか。なにを思っているように見えるか。それを三人称からの視点で書く。それでも補足できない情報があれば、京四郎の言葉として地の文に付け足すという風に。視点に関してはネットで様々なメソッドが公開されていますので、そちらをご覧になられた方がわかりやすいかもしれません。それでは、長々と失礼しました。少しでも作者様の執筆活動のお役に立てたのなら幸いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。見る人によってはそういうとらえ方もあるのかと思いました。細かい指摘ありがとうございます。ですが、ある程度できあがってますので、このまま掲載していこうかと思います。
第2話 「一途な想い」への応援コメント
初めまして。
この度は『あなたの作品を勝手に分析します』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
さて物語の内容は、まだ序盤だというのに深いドラマを見せられたように感じました。特に学歴社会という部分に触れられていた点がよかったと思います。現代日本に対する、ある種の問いかけの働きを担っているように読み取れます。登場人物もそれぞれ違った方向性の闇を抱えており、演出が凝っているという印象でした。京四郎の境遇や家庭はフィクションの雰囲気を出しながらも、根底には薄暗いリアルが潜んでいると個人的には思いました。
気になった点としては主に二箇所です。
一つは未夏の行動について。これはかなり違和感がありました。助けてもらったとはいえ、京四郎にここまで猛アタックするのは流石に異常かと。この行動の裏に依存性パーソナリティ障害などの精神疾患が絡んでいるのであれば別ですが、現状では作品の雰囲気を壊す一因になっていると考えられます。なんらかの動機があるのであれば、それを仄めかしたり、未夏の感情の機微に盛り込むとわかりやすくなると思われます。
二つ目は視点について。これは頻繁に移り変わり、安定感がありません。群像劇の形式をとられる場合は、最低でも一つの場面では視点を固定することをオススメします。今の状態は、まるでテレビドラマなどの映像をそのまま小説に落とし込んでいる風に見えます。媒体が変わると表現の仕方や伝わりやすさも、がらっと変化します。改善を考える場合は、まずはメインの視点を京四郎に据えてみてください。京四郎から見て、未夏や憲司はなにをしたか。なにを思っているように見えるか。それを三人称からの視点で書く。それでも補足できない情報があれば、京四郎の言葉として地の文に付け足すという風に。視点に関してはネットで様々なメソッドが公開されていますので、そちらをご覧になられた方がわかりやすいかもしれません。
それでは、長々と失礼しました。
少しでも作者様の執筆活動のお役に立てたのなら幸いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
見る人によってはそういうとらえ方もあるのかと思いました。
細かい指摘ありがとうございます。
ですが、ある程度できあがってますので、このまま掲載していこうかと思います。