第8話【詩】発狂

スプートニクが宇宙を漂ってる頃

僕は何をしていたろう?

まじめけじめの毎日で

頭をペコペコ下げるだけ

イカサマの正義はまかり通り

物言えぬ善行者は鳴りをひそめる

マジョリティに圧倒され

マイノリティは薄目さえ開けれず

ただ怯えたように暮らすだけ

何が楽しいの?

何が正しいの?

叫び続ける僕は狂いはじめる


ハラスメントにコンプライアンス

辻褄合わせの行儀良さ

品格のかけらもない権力者たちは

見返り欲しさに群れをなす

多様性だかジェンダーレスだか

すべて受容が基本形

否定はこの世じゃ不寛容

レッテル貼られて公開処刑

これが楽しいの?

これが正しいの?

叫び続ける僕は狂いはじめる


楽しくあるべき投稿はエゴとエロにまみれた

腐り切った小社会を形成

嫉妬や僻みの言葉らは刃となり非接触のまま

誰かを殺める

何かにつけてマウントの取り合いだもの

決着がつきようもない泥仕合

延々と続く阿呆達の浅はかな議論もどき


発狂 発狂 狂い死ぬほか手はないだろう?


いや 狂ったまま生きてこう

いずれどっちが狂ってるのか分かる日まで…笑

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駄文森林 岩幸 @rody-kozo

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