【あらすじ】(アンソロジー掲載用)

 信仰を失い、神に恨みを抱いたまま死んだ者が“煤”と呼ばれる化け物になる世界。


 ほど近い終末に対抗するため、教団は“煤”を討伐する僧兵を派遣し、各地で戦いを続けていた。

 苦境が続き、教団の中でも信仰に疑問を抱くものが生じ始めた。彼らは髪は白く、肌は黒く、目は赤くなり、やがて強大な“煤”へと変貌する。


 主人公は、プレイヤーの意思を“神託”として受けることができる神懸かりの青年。

 彼は教団の最有力者、シスター・ザインの命を受け、最も強大な十三体の“煤”を祓う“煤祓い”として戦いに身を投じる。


 敵対する“煤”の中には、教団の養老院で出会った友人・モルフェなど既知の存在も多く、“煤祓い”は疲弊していく。


 更に、“煤祓い”を育て上げた師であり、僧兵たちの指南役として教団の父とも呼ばれた司祭・ヴァンダが“煤”と化した自身の妻子を手にかけたのをきっかけに、教団から離反し遁走する。


 彼を追う“煤祓い”が辿り着いたのは廃遊園地。各地に“煤”が現れる前、いずれヴァンダの息子が育った暁には引率係として主人公を連れて行くと約束した場所だった。

 今は朽ち果てた夢の跡の前に、第十の“煤”・“痛みの”ヴァンダが立ちはだかる。


 敵は残り、四体。神の意志に従い、“煤”を祓え。

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