第4日
SNSでは、孤独や苦痛に喘いでいる人を見ることが結構ある。そのような人の投稿を見て「私よりマシだ」と思うことで救われることがあるから、割と好んでいる。
そのような人にはたいてい実家があり、そうでなくとも「闇金より前に頼る先」がある。そのような人にも何事かの「相手」がいる。行きずりのセックスの相手かもしれないが。
ここにいるのは私だけだ。
近くにいるのは、たぶん少し先の家からする赤子の声だけだ。
そういえばいつも西向きの窓に向かって座っているから考えたこともなかったが、この窓からどのくらい離れれば、声が聞こえなくなるんだろう。
赤ん坊じゃなければ、もう少し孤独感も紛れていたかもしれない。
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