私の初恋体験

ラムココ/高橋ココ

私の初恋体験

久しぶりにカクヨムさんに顔を出しました。

二作目のエッセイです。

私はまだ20年も生きていない若輩者ですが、今回は私の初恋体験を記そうと思います。


あれは確か8年か9年前、小学校2、3年先の時です。

私は小4まで空手を習っていて、その空手の先生が参加する試合に教え子として同じく空手を習っていた小学校の同級生と観戦したんです。


ちょうど先生の順番で、私はフィールドのすぐそばで見ていたんです。

他の子たちは2階から見ていて、チラッとそっちの方に目を向けると、同級生の男の子がこっちに来たら?と手を招いて誘ってくれたんですよ。遠目からだったので本当にそうだったのかは、もう何年も経った今では記憶が朧げですが、その時に、ストンと恋に落ちたのは覚えています。いや、ホント、なんでそれだけで恋に落ちたんでしょうね? 自分の事ながら思い出しても分かりません。もしかして最近の恋愛小説でよくあるちょろインなんでしょうか私は。それだったら大変困りますが。

初恋のきっかけってほんの些細な事なんですよね。何がきっかけで恋に落ちるかは分からないんだな、と思いました。

それからは稽古の時にペアになった時には恥ずかしくてまともに組手なんてできませんでした。

優しいゆる〜いパンチと蹴りしか繰り出せませんでしたよ。

あとはバレンタインデーにはチョコを贈って、ホワイトデーにはお返しもくれました。相手も恥ずかしそうに小さく「お返し・・・・///」と言って渡しに来た時にはもうこちらが恥ずか死しそうでした。

でも小5に学年が上がり、お互いに中学受験に向けて勉強を始めるために空手も辞め、小学校でもほとんど話さない(空手の時は恥ずかしくて喋れない)ので接点がなくなり次第に気持ちも冷めていってしまいました。

それでも私にとっての初恋というのは温かい思い出として心に残っています。

中学に上がり、もうすぐ高校生となる今では、「ああ、あんなこともあったなぁ」ぐらいですけどね。

初恋は叶わない、というのはよく言いますけど良い思い出として残るならそれもアリだなと思います。

そもそも初恋のほとんどは実らないと思いますし。小学生で恋人なんてオマセさんどころじゃありませんよね。


以上が私の初恋体験でした。とても短いですが、忘れないようにエッセイとして残そうと思います。

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