第31話 感想ネガティブポジティブ問題。創作という孤独な作業

 本来は、

「一話における適切な文字数。コンテストなどやること多すぎ問題」

 を扱うつもりだったが、よくなろうで見かけるネガティブコメント関連を少し語る。

 ライトユーザー向け、簡単小説投稿サイトでの活動指針って感じ。


□前提「SNS」とほぼ変わらない

・毀誉褒貶は当然である。しかし相手は匿名なので言いたい放題。相手にするだけ無駄。

・創作活動は孤独な作業。絵師界隈と違いとにかく反響がない。ネガティブな反応がくると印象に残り、悪目立ちする。

・わざと「悪意的感想」を書く輩は一定数いる。犯罪なき世界は存在しない。気にするな。無理でも気にするな。

・カクヨムは少し違う。匿名性がやや薄い。とはいえ皆無ではないだろう。


 付け加えると、小説に限らずプロの作品だって評価に晒される。それを否定するのは無理がある。

 些か大袈裟に言うと批判の封じ込めは「憲法違反」と言ってもいい。批判するのも自由である。

 ただしカクヨムは「ポジティブ路線」なので、サイトの方針はある。


 一見矛盾するが、各サイトの方針を憲法違反と訴えても、通用しない。

「サイト内ではポジティブでお願いします」という指針に過ぎないからだ。

 加えると、ポジティブな意見であろうと「戸惑う」ことは以前も記した。


「なぜあんなネガティブな感想を書くのか」


 という見解は当然あるだろう。

 しかし人間多様で、SNSに限らず日常から、


「悪意の塊」「怒り狂う人達」「偏見」「ひたすら攻撃的」「炎上芸」「嘲笑勢」


 と、挙げればキリがない。これは歴史が証明している。

 私はSNSにおいて「R18官能小説とBL」をミュートブロックしている。あまりTwitterしないのに目に留り、仕方なく対応している。

 なんでもそうだが好きにしてくれていい。

 私も好きに対応にしている。

 残念ながら、何人かまたブロックするだろう。


 結局創作もこれらと同じである。

 感想を一つの「作品」とでも思えばいい。

 その作品を値踏みするのはあなた自身だ。

 値踏みしていないとは言わせない。

 ネガティブ、ポジティブと分けている時点で値踏みしているのだ。

 であるならば、更に値踏みして価値をつける。


 非常に単純な話なのだが、これは一つの技術だ。

 人によっては難しいかもしれない。

 しかしライトユーザーが「姫プレイ」「王子様状態」になることは極めて稀だ。

 そんなことになったら、それはそれで「注目を浴びる」可能性は高くなる。

 というわけで対策。


・創作仲間を募る。

・通報。無視。遊ぶ。晒す。意見を求める。


 ポイントは波風立ってもいいと判断するか否かだ。

 某熊さんは「波風立っているものを探し、火元に飛び込む」ことを得意としている。

 バイタリティの塊みたいな人で、結果Twitterでは人気ユーザーとなった。

 更になろうでも知られる存在となり、エッセイなどで週間一位を獲得している。

 私もレビューを記したので多少貢献したかもしれない。


 私のような「面倒くさがり」まで遊びたくなる技術とバイタリティは、熊さんの武器だ。

 真似してはならない(笑)

 被害届出しに行くレベルの面倒ごと、が起きる(笑)


 私はサイト自体や公式運営すらネタにする不逞の輩なので、こちらも真似しない方がいい。

 公式中の人も多様だろうが「こいつ許さん……」と思われている可能性もある(笑)

 人間性に「価値」を見出だすのは「傲慢」と言わざるを得ないが、それが社会というものだ。

 でなければ孔子も徳を説きはしなかったろう。

 好きにすればいい。


 常識的に振る舞っていれば特別問題はない。

 しかし非常識との境界線は実は曖昧だ。

 人によって変わる。

 一応基準なら「R18、R15」やPGなどあるが、国によって扱いが違う。

 こちら各国の社会学的な話や宗教的話も絡むので、長くなる為当然記さない。


 どんな感想も自由だから、受け手も自由に受け取っていい。

「感想という作品をどう扱うか」はあなたの自由だ。

 自分にだけ自由がない、なんてことはない。

 誰しも自由である。


 波風立てたくない。しかしそっと出来ないなら、証拠を残して通報するなど対応しましょう。


 これを読むライトユーザー諸氏でお困りの方がいたら、私のような「読む系企画者」を頼るのも一つの手だ。

 困ったら人に助けを求める。公式でもいい。

 ただし、私は面倒くさがりなので、あなたを値踏みした上で判断する。あなたも今、私を値踏みしたはずだ。


 人の価値観は様々だ。

 ネガティブ、荒らしはいつの世でも徒花のよう悪目立ちする。

 以前、あまりにも酷い絡まれ方している人を見かけ、助けに入ったことがある。

 結果「いい人」と認識されたのか「仲良くなりたい」みたいな反応があったが、私は避けた。

 面倒だからだ(笑)

 しかし荒らしは止まった。

 私の目的は荒らしを追い払うことで、その人と仲良くなることではない。


 時折「批判、ネガティブな感想を書く自由などない」という感情論を見かけるが、これはある種の技術論だ。対処法である。

 感情的に反応し憂さ晴らしする、という技術だ。

 理論の組み立てと主張は間違えているが、技術としては正しい。


 真っ当なネガティブ意見を受け止める余裕があるなら、恐らくそれが一番いい。

 しかし理想と現実は違う。

 現実的に対処し、楽しい創作ライフを送って欲しい。

 あなたにしか書けない作品があると私は断言する。

 それが評価されるかは別の次元だが、自由に創作活動して欲しい。

 それがあなたの物語。


 ちなみに推理文芸日間一位は事実であり、それをどう捉えるかは皆さんのこれまた自由である。タイトルが浮かばなかったと白状しておこう(笑)

※なろう版単独エッセイの話。

 ではまた。

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