カクヨム歴2年ぐらいな奴の呟き
文字塚
20231月
第1話 小説作法と空白改行。私は例にネット記事を挙げる。なぜなら、最強のwebコンテンツだからだ
●カクヨム用追記。カクヨムユーザーでこれに失敗している人を、私は知らない。なろうにはいる。
まずは簡単なことから始めたい。
ちなみに技術論ではない。小説作法の歴史をたどったりもしない浅い話だ。
技術面を知りたい人は、検索すれば山ほど出てくるからそちらに目を通して欲しい。
さて、私は今改行を入れた。一行の空白地帯が生まれたわけだ。私のいう改行はこれである。
はい、今改行したのはいわゆる段落が変わったという奴になる。頭文字が一文字抜けていることで分かるだろう。
紙書籍全盛、商業ベース作品の場合このような空白地帯は生まれない。意図的に使う作家もいるが、大抵は場面変更や章の終わりなどに使われる。何事にも例外はある、という程度だろう。
しかし、ネットになると改行されていない文章は読みにくい。個人差はあるだろうが適度な改行は必要と思われる。
それを実感させてくれるのが、
「最強のwebコンテンツ、ネットニュース」だ。
ネットの記事なんて読まねーよ、という奇特な方には通じないが、大抵の人は多かれ少なかれ目にしていると思う。
あれらは日々大量に消費され、大勢の読者の目に留まる。
書き手の彼らもプロだ。PVを増やすため気の利いた見出しをつけ、読みやすいように工夫している。広告料を稼ぐのだから彼らも必死だ。
必死になって適当な記事を更新し続ける。
この適当をテキトーと読むか、適切と捉えるかは読者に委ねたい。
新聞からwebメディアに軸足が移ったことで、世の中は大きく変わったが、それは主旨と異なるのでここでは記さない。
しかし、もう言いたいことは伝わっているだろう。
書き手は読み手に伝わるよう、読みやすくレイアウト、演出しなければならない。
この観点を意識するとしないで随分変わる。
全く改行空白がない場合、京極夏彦風に記せば、
「匣の中には みつしりと詰まつてゐる」
という具合になり、ページがみっしりと詰まった感じになってしまう。とても優しくない。
逆に改行を多用すると、ブログ全盛時代のようになってしまう。しかしウケはこちらのがマシみたい。お薦めしないが、しないよりはいい。
なぜこうなったのか。可能性の一つとして挙げられるのは、
「縦書きから横書きになったからではないか」
と推測される。
ただし論拠はない。感覚的な話だ。
電子書籍は普通に縦書きだし、何も読みづらくはない。程度の話である。
スマホやタブレットのサイズは幅広い。
ハードカバーや単行本のサイズと同じぐらいだが、小さなスマホで読む人は確実に増えた。
結論に入る。
原稿に書くのとWEBで読むのは全く異なる。
あくまでWEBで読まれることを前提にアップする、と思って欲しい。
ネット小説もWEBコンテンツの一つだ。
あなたが日々、読んでいるニュースと大して変わらない。むしろ参考にして欲しい。
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