誕生日の詩

気づいたら生きていて、

気づいたらもう何度目かの誕生日になっていた。


きっとふたりは私が生きるための

入り口を作ってくれたんだって、

私はただの奇跡の塊で、

私は惹き込まれるようにして

その入り口に向かったんだ。


外に出る扉のノックは早かった。

私だってきっと早く外にいきたかったんだ。

アウトドア派だったのかもね。

冬の寒さの中から生まれて、

この冬の寒さの中私たちは生きている。

たとえ誰かから嫌われていても

私は生きるのをやめないよ。

砂漠の中から一粒の砂を取り出すように

生まれた私たちはきっと、生きるのをやめちゃいけない。

ありがとう。

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感情の記憶 空寝ひつじ @sorane_sheep

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