小さな車窓、大きな世界
小野進
◇◇◇
岡山駅を出発したのぞみ113号は、瞬く間に280キロの世界へと突入してゆく。少しくたびれたスーツを着た学生は、音楽を聴きながら目まぐるしく変わる外の風景に身を預けている。
山陽新幹線の路線には、トンネルが多い。それゆえ、ぱっと目に映ったどこかの街並みは、次の瞬間にはゴウという音と共に暗闇に消え、次に視界が開けた時にはもう全く違う風景が広がっている。
紙芝居。もしくは、泡沫。
そのような言葉が自然と浮かび上がった。
小さな車窓、大きな世界 小野進 @susumu-ono
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
横顔/小野進
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
踊る猫のグローリーデイズ / 跳舞猫日録最新/踊る猫
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 299話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます