overd living dead〜死して目覚める異能力〜

とみくろ

今からおよそ30年前。

世界の各所に同時で打ち上げられた新型ウイルスミサイル。

その新型ウィルスは、ミサイルの放つ光に中におり、その光を見た者の網膜から侵入し感染させる。

そしてこのウィルスは脳まで進み、急速に成長、細胞分裂を繰り返し全身を支配する。感染された者は欲望のままに行動し、目に生物に食らいつく。

彼らにもはや意識はない。あるのは、欲望を満たすということだけ。

彼らに食われ、噛まれ、啄まれた者も同様に感染者となる。

このウィルスによって人類の60％以上が感染者となり、共食いを行った。

残り40％は、光が届かぬ場所に居合わせた幸運の持ち主。だが、一度外に出てしまえば、感染者の餌となり、食われた。

そのため、結果的に生き残ったのは30％程。

さて、その30％はどうやって生き残ったのだろう？

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