第16話 「いよいよスーパーにくりだす」
彼は,週極(週ごとに家賃を払う方式)の、魔さしさんの家に泊めてもらう前にも、力を振り絞って、石鹸なり、歯ブラシなり、水なりはコンビニみたいなところに買いに行っていた。
その時気づいたのが、物価の高さだ、大体ジパングの2倍から3倍する。
「さすがにきついな、、、、、」
彼は、1マネで買えるインスタントヌードルを買ったりして、耐えしのいでいた。魔さしさんの家に泊めてもらう前は、共同のキッチンに、またもやジパングの人がいて、インスタントの味噌汁をいただいたりもした。
やっぱりジパングっていいな、、、!って、みんな全滅させて、地国におちたくせに
ミーナは思っていた。
やっぱりご飯は、どこにいっても生まれたところの食事が一番なのかもしれない。
そして、魔さしさんの家に泊めてもらった後。やはり腹の虫がわめくので、シェアルーム
の方に、近所のスーパを教えてもらい、ご飯やら洗剤やらを買いに行く。
冷凍の餃子もあったのが嬉しかった。
ご飯を食べている間も、夜中も拡張終始の声は鳴り響く。まるで外に大勢の人間から「ジパングに帰れ!病院に行け!」と言われているかのようだった、、、、!
彼はとにかく我慢しながら落ち着くために、ソファーに座っていた。すると、ぼそぼそと、拡張終始がミーナに向かって話しかけてきた。会話らしい会話ではなかったが。
拡張終始「お前はジパングに帰らないのか、、、?死にたいのか?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます