無差別

 生来せいらい彼女のいない俺は、せめて女性と歩きたいと、街で誰彼構わず女性の隣を歩いてみた。すると得も言われぬ幸福感を得た。この気持ちを伝えなくてはと、コンビニでバイトを始め、誰彼構わず感謝を述べた。次第に、最期を看取ってもらいたくなり、女性の集まる場所へ出かけた。体に手製の爆弾を巻いて。

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