一人がいい
客船が難破して、流れ着いたのは無人島だ。でも好都合だった。一人でひっそりと暮らしたいと考えていた。島は食料も豊富で快適だった。
あれから何十年経ったのか、世界がどんな様子か気になった。イカダに乗って辿り着いた所は瓦礫の山。世界はとっくに滅びていた。無人島じゃなくても一人だったのか。
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