まどろみ

 まどろみから薄く瞼を開くと右手から朝日が差し込み、まつ毛が幾層もの虹色に輝くのを見た。あぁ昔の人はこうやって光の三原色を見つけたのかぁ、何て思いつつ、いやいや光の三原色はもっと実験とかして見つけたでしょうよ、とか、でもきっと同じ虹が見えた人もいただろうな、とか。そういうまどろみ。

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