もしもし

「もしもし? 私メリーさん。今アナタの家へ向かっているわ」


 嘘だ、ありえない。


「もしもし? 私メリーさん。もうすぐアナタの家に着くわ」


 こんな事が起きるなんて。溢れる涙を抑えられない。


「もしもし? 私メリーさん。聞こえる? もう大丈夫よ! 今そこから出してあげるわ!」


 俺は瓦礫から助け出された。

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