「あークソ、また厄介そうな案件じゃねぇか……だが受けちまったからにはやるしかねぇなァ！」

【名前】夜久　霧矢

【立場】MDC社員／中学生(登校してない)

【種族】人間

【年齢】15歳

【性別】男子

【武器】

　基本は対魔物仕様のナイフを二刀流で用いる。場合に応じて別の武装もカノンから借りるが、銃や飛び道具は不得手(身も蓋もなく言えばクソエイム)らしく刃物を好んで使う。

【特殊能力】

・デストリエルの加護

　異世界出向手当としてデストリエルから強化を受けている。具体的には全能力上昇、天賦強化、竜特効、精神攻撃無効。この加護はデストリエルより上位の存在の力がないと剥がせない。

・天賦『施療』

　触れるだけで相手のあらゆる傷病をたちどころに治してしまう。『ダイスロール・ウォー』の後いろいろと心境の変化があったらしく、必要とあれば(ブチギレながらだが)使うようにはなった。

　デストリエルの天賦強化ではシンプルに出力が大幅上昇している。

・拡張天賦『永久心臓（アダムズ・ハート）』

『ダイスロール・ウォー』の後、いろいろあって獲得した新たな力。『施療』を常に体内で順転させることで超再生を実現し、余剰エネルギーで身体能力を強化できる。さらに『永久心臓』発動中に通常の『施療』を行使すると、対象の寿命を延ばすこともできる。ただし通常の天賦のように先にタメ時間をチャージする方式ではなく、戦闘後に一定時間疲労で身体を動かせなくなるように代償が変更されている(しかもこの疲労だけは『施療』で回復できない)。

　デストリエルの天賦強化により余剰エネルギーがかなり増えているため、実質身体強化能力として扱える。

【容姿】

　15歳の少年。乱れた黒髪で、襟足のみを長く伸ばして肩に垂らしている。瞳は赤く、三白眼。口は大きく、八重歯があり、獣のように凶暴な顔立ち。

　今回は異世界仕様ということで警備員風の装備(防護仕様)を渡されているが、例によって着崩しているので普段の学生服とあんまり印象が変わらない。MDC所属だと示す腕章もいつも通り装着している。

【性格】

　不良。凶暴で喧嘩っ早い面が目立つが、心の奥は実は冷静。自分を俯瞰するもう一人の自分がいるような感覚で、自分の現在の状況を冷静に把握している節がある。熱さと冷酷さを併せ持つ存在。利用されることが死ぬほど嫌いで、納得できない命令には絶対に従わない。今回の出向にはいちおう納得はしているらしい。