囲碁で強くなれない。楽をするから

ここで句点を入れるべきか?


なんて意味のないことで迷っています


無駄に使った糖分は 現実へのダメージをたしかに残して


ぼくは明日ねむくなるだろう

眠いという無敵の感情の、むくいをうける

ああ、おれなにやってたんだろうなあ、ってこうかいする

いまもしているけど、ほんかくてきにこうかいする


これが人間ですって開き直ることもあれば

どうしようもない焦燥感が

たまには死ぬんだよってことをおもいだすだろう


貧弱な感性で、妄言を書き連ねるのがぼく


読めない言葉を、意味ありげに書き連ねるのがあなた


ぼくは紛れ込んでいるか?

あなたたちに。

ひとりだちした言葉は意味を持ち歩きはじめる

意図しない解釈で過去を紡ぎ出して

それをぼくはもどかしく感じる


もどかしく、かん、じる。


いろいろ考えてぼくは馬鹿だという結論に辿りつきました

のーたりんだった

ごめんなさい いままでぼくに話しかけてきたひと

ぼくはのーたりんでした

あなたのことばは ごめんなさい

じかんのむだでした ごめんなさい

ぼくはとてつもなくばかなので ひとつもあなたのことばがりかいできていませんでした

いつも いかなる日も

ぼくのことばはうそでした

ひらがなにすることでぼくはまもりにはいりました

自分を守ることについてはとてもびんかんなのです。


漢字にすることで欠片でも誠実さが伝わったとしたら

おまえすっげぇ馬鹿だなあ、っておもうだろう


わーにんぐ――これからあとのことばはごふんいないにかきこまれなかったためせいじつさをうしないました――わーにんぐかっことじ


いつもならここで止めるが、もう一歩さきへ踏み出してみようと思う


世界は泉


ぼくが投げかけるのを待っている泉


波紋は緩やかで 心を塗り替える力を失くしている


ぼくはあるいた


緩やかな波紋のうえを

そこに映るせかいを あるく


ぴちゃぴちゃと跳ねる水が

足の甲にもかからず

じゃあ踏み砕いてやろうかって強く踏むふりをして

投げかけが足りないのだろうかってまじめに考えて

ぼくは他人の詩を読もう、と

まったく解決策にならないことに取り組む


たまには言葉が心を揺らすけど

ぼくが死んでいる 死んでいるから

なにも生まれない

抽出しっぱい

そして波紋からあがる


異なる表現でもう一度言いますが

ぼくは異物です


現実と、空想と、

ディジタルと、アナログと、

その狭間で旅をしていればいい


ぼくの根幹はそこにしかない


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2013年8月頃?作

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