あなたがいること

たとえば夢があるとする


それは自分にとって大きなことで

他人にとって小さい


たとえば認知症はよくある出来事で


向き合っている自分は

きっと世の中でユニークじゃない


自分はちっぽけな存在だ


向き合っている全ては小さいことなのだと思いこめば精神安定剤になる


けれど


あなたとのことは小さくしたくない


全てのことを大きくしたい

この現象はユニークじゃなくても、心はユニークだから


全ての暗い過去を塗りつぶして僕を見るスペースにしたい


強く、強く


顔をよく見れていない気がするのは何故だろう


向き合えていないのか?


違う、と信じたい


隣にあなたがいることを幸せだと感じている


初めて手を握ったとき

初めてあなたに会ったときの感情が正しかったと感じた


本能ではなく、示唆のように


過去の自分を褒めたいと思った

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る