第39話 ボイスチェンジャー
画像が切り替わり映し出されたのは、四角く黒い機械にいくつかのボタンとつまみが付いた物が写っている。
「今回は写真を見たら、分かる人には分かるかもしれないですね!」
〈何かのインターフェース?〉
〈音量調節とかするやつじゃない?〉
〈これ、ボイスチェンジャーじゃね?〉
〈ボイチェン?〉
〈ボイチェンじゃん!〉
〈なるほどな!〉
〈大体のVTuberの人持ってるんじゃね?〉
「おお!正解の人がたくさんいますね!正解はボイスチェンジャーです!!いやー、1回使ってみたかったんですよね!お店に8000円くらいするやつがあって、それを買ってきました!」
〈見たことなかった!〉
〈確かに使ってみたいって思ったことあるww〉
〈草〉
〈8000円⁉〉
〈大体2000~3000円くらいじゃなかった?〉
〈高いな!〉
〈高過ぎない?〉
〈なんか特別な機能があるの?〉
「えーと、特別な機能と言うか、2000円~3000円の物のほとんどは、男性の声や女性の声、ロリ声とか一つずつ別売りされてることが多いんですけど、これは8種類のボイスチェンジが出来るんですよ!」
〈なるほど!〉
〈ロリ声www〉
〈男が男性の声使うことあるの?〉
〈8種類は多いね!〉
〈他にはどんな声があるの?〉
〈試してみよ!〉
「そう言うと思って、実はもうセットはしてあるんですよね!じゃあ女性の声に切り替えてみますね!」
三つのボタンが上下2列に並んでいる内の、上段の左から2番目のボタンを押す。
「あー、あー、これ変わってますかね?あー、あー。」
〈変わってないよ?ww〉
〈変わってるよ!〉
〈変わってないねww〉
〈変わってるよ!!〉
〈変わってるよ!!〉
〈変わってるよ!!〉
〈wwww〉
〈嘘つきも居ますとww〉
〈混乱するってww〉
「ちょっ⁉ちょっと!どっちですか!」
〈変わってる変わってるww〉
〈ちゃんと変わってるから大丈夫ww〉
〈焦ってる女性の声で草〉
〈声高いなww〉
〈ええやんええやん!〉
〈他には?〉
〈結構、声がしっかり変わるんだな〉
〈音質良いww〉
「他には、さっき言ったロリ声とか怪物の声?とか、ロボット音、犯人の声とかありますね!犯人の声って、ドラマとかアニメとかで聞くやつですかね?しかも自分の声にエコーもかけられるみたいですね!!一応、声を合わせる事も出来るらしいですね!女性の声とロボット音とか、男性の声にエコーをかけたりとか出来るみたいです。」
〈へー!〉
〈おもしろ!〉
〈便利だね〉
〈同じやつ持ってるかも!〉
〈男性の声×ロリ声とかやってみる?〉
〈全部とかやったら、カオスww〉
〈犯人の声って聞き取りずらいよねw〉
〈いつ使うん?ww〉
「男性の声とロリ声を混ぜると、若干、声が低めの女性の声に近いですね!」
〈声が低い女性の声好き〉
〈意外に良くて草〉
〈良い声ww〉
〈女性の声と怪物とかは?〉
〈怪物ってなんだ?ww〉
〈調べてみた感じ、結構良いやつ買ったね!ww〉
「これ以上やると時間が無くなるので進みますね?」
その後もパフパフラッパやエアホーンなど様々な物を紹介した。
「これが最後でしたね!いやー、流石にエアーホーンはヤバかったですね!!確かこれ、船とかで警笛の代わりに使われてるやつんじゃなかったでしたっけ?」
〈大型ダンプとかのクラクション並みの音だからねwwwww〉
〈面白かった!!〉
〈今のが最後のだったのか〉
〈それでも、エアーホーンを使った企画をしたVTuberが居るんだから驚きだよなwww〉
〈スタジオとか借りて使うやつwww〉
〈普段の生活では絶対使わない物ばっかりwww〉
〈これらに3~4万円使った奈落もイカれてて好きww〉
〈配信者の常識ってやつよね!www〉
「それじゃあ配信を締めたいと思います!ご視聴ありがとうございました!バイならく~」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます