ヘタバニア
もっけ
第1節
【マケドニアのとばっちり歴史】
昔々、「アレクサンドロス大王、えいえいや〜!」していたマケドニアはアレクサンドロス大王が病気により亡くなると一気に弱くなったのです。
【ヘタバニア!】
ローマにトルコと様々な国に占領されつつ、ユーゴスラビアの一国となり、だがしかし、これ以降も地図上ではぼや〜っとなっており自我があるのかないのかよくも悪くもわからないという状態になっておりました。
【ヘタバニア!】
ユーゴスラビアの中でものんび〜りゆった〜りしている中、国同士の喧嘩により「おじいちゃんの腰がギックリ腰なんだわ〜!ズキズキ〜ンなんだわ〜!」とブルガリアとギリシャとセルビアに有利だと思われぶっちされます。
【ヘタバニア!】
その頃、「セルビアがあぁあぁあぁ!俺の、俺の大事なマケドニアをおぉおぉお!」とマケドニアに対する変な愛情をブルガリアは感じてしまったのです。
*ブルガリアとマケドニアは元は同じ民族でしたが、その後に強くなられると困ると離れ離れになりました。そこから、ブルガリアはマケドニアに恋する様に強い変な愛情を感じてしまい、セルビアになってしまったマケドニアに対し非常に悔しい想いをしました。(後にこれがものすっごいこじれることになるとは知らず……)
【ヘタバニア!】
こうしてマケドニアも何やら色々ありましたが、独立することを決意します。ユーゴスラビアの皆が次々と独立し、セルビアとモンテネグロの様子を伺いつつ(二国とも独立に反対派)、なるべく穏便に済ませる為に選挙という手段をもって独立することにしました。
「おじいちゃんはなるべく血を流させない流さない様な国にしたいと思うんだわ〜」
【ヘタバニア!】
と、その前のお話のことです。
ユーゴスラビアが不安定だったのですが、マケドニアは
地図上から消滅し、国家消滅の危機(というか消滅)になり、実は存続が危うくなったのです。
【ヘタバニア!】
*ユーゴスラビアが不安定の時に言葉の禁止、地図上から消滅、国家消滅、映す価値なしなんだわ〜と洒落にならない怖い話になりましたが「マケドニアとして危ないのでマケドニアとして結束するんだわ〜!頑張るんだわ〜!」とほんのちょっぴりわずかな土地がマケドニアになったのです。
【ヘタバニア!】
第二次世界喧嘩時、ブルガリアはドイツに求めます。「マケドニアと……!マケドニアと……!マケドニアと一緒に戦いたいんだわあぁあぁあぁ!」と変な愛情を持っているブルガリアはドイツに頼み一時的にマケドニアと一緒になりました。「むふふ〜、むふふ〜!」とブルガリアはによによした顔を止めることはできなかったのです。
*と、こじれる愛情は更に斜め上をいくことになりましたが、マケドニアにとってブルガリアは自国を守ってくれる国なので無視することはせずに協力しました。
【ヘタバニア!】
そして、時は近代に戻ります。ギリシャのアレクサンドロス大王の件を見事に解決(北マケドニアと名乗る代わりにアレクサンドロス大王はマケドニアの英雄としてギリシャが納得したので解決)した後にまたもや愛をこじらせまくったブルガリアはEU加盟を希望するマケドニアへ愛の告白をしました。
「マケドニア!俺の……俺の言葉(*ブルガリア語)の方言にマケドニア語を認めるんだわ!」
「嫌なんだわ〜」
【ヘタバニア!】
「ゔわぁあぁあぁ!マケドニアに!マケドニアに!フラレたあぁあぁあ!せっかく、せっかく!せっかく!マケドニアが!マケドニアが!俺と一緒になるチャンス(*ブルガリア語がマケドニアには公共語としてない)だったのにいぃいぃ!」
「ボンジュール!ブルガリア!なるほどなるほど!愛の国の俺にまっかせなさ〜い!」
「フランス!フランス、お願いするんだわ!マケドニアと!マケドニアと!一緒になりたいんだわあぁあぁあ!」
【ヘタバニア】
翌日、フランスはマケドニアと会談(*ブルガリアの仲介役にフランスがマケドニアと会談する形です)することにしました。
「マケドニア、マケドニア。俺としてはブルガリアと仲良くして欲しいのだけれども駄目?」
「え〜、ブルガリアとおじいちゃんは喧嘩とかしてないんだわ〜?(*マケドニア語とブルガリア語が類似する為にマケドニア語が廃れるのを嫌だと思い断っただけなので、ブルガリアと喧嘩したとは思ってはいないマケドニアです)」
「だけど、ブルガリアがマケドニアと一緒になりたいんだって!そうだ!マケドニアにいるブルガリアのことを認める(*マケドニアにも少数のブルガリア人がいます。そのことを指しています)というのはどう?」
「そんなのお安い御用なんだわ〜」
リンゴーン!リンゴーン!(祝福の鐘の音)
「マケドニアあぁあぁあ!本当に俺と一緒になるとはあぁあぁ!長年の夢がついに!ついに!叶ったんだわあぁあぁあ!」
「ああん!俺は恋のキューピッドになったの……っ!?」
「うるさいんだわ〜、ブルガリア〜。おじいちゃんは特にブルガリアとは良くも悪くも守ってくれるから良くするだけなんだわ〜。フランスもいちいち気色の悪い声を出すんじゃないんだわ〜。いい年したおっさんの奇声など聞きたくもないんだわ〜」
辛辣すぎる。
【ヘタバニア!】
*参考資料はインターネットの情報
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