第2話 隣の女子
隣の席の女子は誰か分からなかった。小学校の隣に中学校があるとはいえ近くの他の小学校からも人が集まって来るので多少知らない人もいる。とても華奢な体に制服が似合っている。
教室に全員集まり、担任らしき先生が入ってきた。
女性の先生だ。国語の担当らしい。
年齢は30代半ばらしく先生にしては若い方だと言えるだろう。
主に男子の先生への質問攻めが終わった後、この
1年間使っていく教科書を職員室から持ってくる人を合計6人を挙手制で選ぶことになった。
正直僕は面倒くさかったが、賢太のほうを見ると頷いていたので僕と賢太は手を挙げた。
隣の女子も手を挙げており、他に男子が2人女子が1人手を挙げていた。
合計男子4人女子2人で行く事になった。
教室を出ると賢太から呼ばれた。
「涼介」
「どうした?」
「篠沢さんめっちゃ可愛くない?」
「篠沢さんって誰?」
「涼介の隣の席の女子」
「確かにあの人は可愛いと思うよ。」
「だよなーあとで連絡先聞こっかなー」
「いいんじゃない?」
こうして他愛も無い会話をしているうちに
職員室へと到着し、教科書を取った。
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