Bエンド
「頼君!」
病室に行ったら、頼君は死んでいた。私は、いざという時に心臓の近くに見えない、心臓聞機を設置しといた。それから音が無くなっので急いで来たら、血を心臓から出し、手には包丁が握ってあった。
自殺したんだ。私は驚く程に理解が速かった。頼君の近くには、手紙があった。
そこには、
『ごめん。皆』
とだけ書かれていた。
「何で?頼君何でなの?」
独り、言葉と、孤独だけがそこにはあった。頼君はもう、目覚めなかった。
皆、悲しんだ。泣いた。でも、私は泣かなかった。
それから、私は頼君のいない独りぼっちの日々を過ごした。
本当に独りだった。モヤシちゃんも、虎男君も、一人、一人死んでいった。私は運命を定める、神様ではなく、人を死なせて行く、ただの、
死神だった。
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