第十二章第始話

雪が降り、地面や、屋根に雪が積もり、とても綺麗な雪景色が見られるようになった頃。

俺とモヤシは…。

「頼君!おはよ!早いね!」

「まぁな。こんな寒い中待たせる訳には行けないし」

「じゃあ行こ!」

「あぁ」

俺達は一緒に歩く。目的地に向かう。

「楽しみだね」

「あぁ。お、着いたぞ」

そこは、映画館だった。

「これ見たかったんだよ」

それは恋愛系の映画だ。

「わかんない人でも面白い。凄いよね」

「俺、コレ見てからアニメを見始めた」

「ふっふっふー。私はこのアニメが始まってからのオタクだから」

「クソ〜」

「だけどこの映画を見るのは初めてなので楽しみ」

「俺はこれで三回目だ」

「なに!?」

変なオタク争いをした後、映画を見た。

大体二時間後。

「面白かった〜!」

「だよな!特に主人公が好きな人に告白して、振られたシーンなんて、結構いけると思ったのに、期待を裏切る感じ凄かったよな!」

「そうそう。アニメでは結構いい雰囲気出てたし、早く付き合えと思ったのに。凄い凄い!」

この話が大体一時間。

「へぇ、面白い用で」

「あぁ!」

「んー」

「あっ。拗ねた」

俺とモヤシは元の関係に戻った。だけど最近懐が拗ねたり、変にイラついてる。

「拗ねんなよ」

「…」

「今度何処か連れてってやる」

「…うん」

一応何か誘うか、買えば

嬉しがる。それをモヤシに相談すると、

「嫉妬かヤキモチ妬いてるんじゃ無い?」

な訳無い。懐がモヤシにヤキモチする訳…。

「この間、私と頼君が話してる時、顔が怒ってた」

「虎男…?」

「…。」

虎男が恐ろしいと言う顔で頷いてた。…。今度話してみるか。

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