絶命都市アルテミア
大澤陸斗
序章
アルテミア。それは、大陸南端部にあるとされる軍事都市。二〇〇年前に起こった大陸間戦争時、兵器の生産拠点だったとされている。人工知能が搭載された自動歩行兵器や、空を飛ぶ飛行型兵器、輸送船型の大型兵器まであったとされている。それらは全て動物をモチーフに開発され、総称として機械獣と呼ばれていた。
大陸間戦争の果て、上空のオゾン層を失ったレトリア共和国民は地下都市へと移住し、再起を待った。
地下に潜ってから約百年後。共和国民は、紫外線を弱めるオゼインシェルターを完成させることとなる。都市を丸々オゼインシェルターで覆い循環型都市構造を生み出すことに成功した共和国民は、再び地上に出て生活を始めた。
しかしそのころには、地上は一変してしまっていた。
地表のほとんどが砂漠化し、砂漠には機械獣が跋扈していたのだ。地下に潜っていた百年で何があったのか。アルテミアがどうなってしまったのか。
新地上歴五十一年の現在。真相を知る者は誰もいない。
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