ウィングナイト物語

みゅうた

プロローグ

第1話 勇者の誕生

夢幻世界ガーナディア


ありとあらゆる種族が暮らす世界である


そこでは当たり前に魔法や錬金術などが使われていた



この世界には人々に伝わる伝説がある



邪悪な魂が目覚めし時双子の王子と王女が現れこの世界を救うであろう…と



ここはバードニール族の国エアウィング


国を収めるのは21歳の若き国王ロヴェルトである。

先代の王が高齢の為に若くして王位を継いだのである



国王ロヴェルトは最近魔物が凶暴化してることに頭を悩ませていた



「よからぬ事が起こらねば良いのだが…」


思わずそう呟いた



ただ不安もあるが喜ぶべき事もあった



妻である王妃ミネルヴァの懐妊が判明したのだ



王妃ミネルヴァは同盟国であるドラゴニール族の王女であった



ドラゴニール族とバードニール族は昔から交流があり協力して魔物退治などを行っていた



故にロヴェルトとミネルヴァも幼馴染であり婚約者として過ごしていた



ミネルヴァはロヴェルトより3つ年上だったが幼い頃から対等に接してきた事もあり仲睦まじくしていた



「ミネルヴァの様子はどうだ?あまり無理をしないように言ってくれ」



ロヴェルトは侍女にそう伝えた



数ヶ月後



大きな産声をあげて男の子と女の子の双子が誕生した



王子はリヴァルト、王女はミュレイアと名付けられた


国中が王子と王女の誕生に歓喜した




しかしこの数ヶ月後…エアウィング城に魔物の大群が攻めてこようとはまだ誰も想像していなかった










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