第34話 表彰式
(前書き)
それ終わりに言う?って思うと思いますが基本的にはリブラの脳内独り言、今回みたいなイベントでは会話多めでいこうと思います。
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「これで終わりだ。聖騎士流剣術『静謐聖天斬』」
「くそが。あとちょっとだったのに…」
「いやあ、なんもできないどころかリブラさんにおぶってもらうとは。ふがいない。」
「いやいや、全然大丈夫ですよ!私しか頼れる人いないんですもんね!存分に頼ってくださいね!私に勝ったグリモワールさん?」
「くっ……。何も言い返せない。」
「そうでしょうそうでしょう!何も言えないでしょう!なにせ私の気分次第で地獄の大車輪もできるんですから。」
「あれは二度と経験したくないね。本当に。」
「あれはだいぶかわいそうでしたね。」
「傍から見てもあれはやばかったからな。というかよく回転出来るな。さすが曲芸師。」
「それは筋力ステータスの問題だろうね。今回の大会ステータスというかスキル勝負な部分が多かったからステータスの差を感じるとは思わなかったよ。」
「たしかにな。いや~筋力低くてごめんな?」
「大丈夫ですよ!仲間ですから!」
「いやお前に言ったわけじゃないんだがな。」
「仲間を振り回すのはやめてほしいね。」
「多分気を付けますよ。」
【しゅ~りょ~!優勝はチーム最強の皆さん!誰一人欠けることなく全員生存での優勝おめでとうございます!とりあえず皆さんを観覧者ステージに転送しましょう。それから団体戦に参加するみなさんへ、30分後にスタートをするので各自準備しておいてくださいね!では!】
*****
(リブラサイド)
「いや〜疲れた疲れた。うわっ!あんまり時間経ってない。技術やっば。」
疲れただろうから休憩って思って抜けたけど思ったより早くログインし直さないとな。
「お、今回のイベント配信されてんじゃん。」
何気に初めて見たかも。あ、灯ちゃんは今やってないんだ。残念。
「いや配信禁止で動画OKとかルールにあったっけ?覚えてねーや。」
とりあえずこれ観ながらご飯食べよ。
***
「いけー!そこだ〜!刺せー!」
「そこだ!殴れ!殴り続けろ!なんで殴らないんだよ!」
「あ、灯ちゃん達出てる。頑張れー!頑張れー!」
見てる分にはめっちゃ楽しいなこれ。アーカイブあとで見るか!
「あ、通知だ。えっとなになに?『もうすぐ表彰式が始まります。ログインしておいてください』。おお〜、そうやってるんだ。まあ寝たら終わりだな。あはは!」
いくら眠りのリブラと言っても目の前の餌に寝る訳にはいかないのだ!
「さーて、ログインログインっと。」
*****
「あ、リブラさん。ギリギリだね。もうすぐ呼ばれると思うよ。というか個人戦終わったよ。」
「うそぉ!なんか呼ばれなかった?」
「呼ばれたのは僕とエクスくんだけだから大丈夫だよ。リブラさんは名前だけ呼ばれた感じかな?」
「じゃあいいや、いや〜配信見てたら遅れそうになってましたよ。」
「配信見るならこっちで見ればよかったのに。」
「確かに!まあ過ぎたことはしゃーないな。誰勝ちました?」
「夏目ひまわりって子のチームが勝ったはずだよ。元々Prayingで出ようとしたけど灯さんは個人戦で勝手に出ててそもそも残り2人はタイマン勝負に向いてないから断ったらしい。だからこのゲームやってる知り合いのVTuberたちで出たらしい。」
「あそっか。二つまでしか出られないんだったね。あ、ほかのみんなは?」
「かなり自由にしてるね。どうせ呼ばれる時は転送だからログインさえしていれば離れてても大丈夫だよ。」
「りょーかい。あれ?エクスさんインタビュー受けてません?」
「そうだよ。見る?」
「もちろん!」
***
(インタビュー)
『今回個人戦、チーム戦のダブル優勝を飾りましたがズバリ!ここまでどれくらいこのゲームをプレイしていますか?』
「大体寝てる時と用事以外かな。時間には余裕があるしどうせならゲームで1位になってやろうってね。思っていたら止まらなくなっちゃって。」
『凄いですね。では最後に、このゲームは楽しいですか?』
「もちろん。 このゲームは最高のゲームだよ。これからも、ずっとプレイするつもりだよ。」
『その言葉を聞くことが出来て嬉しいです。それではインタビューを終わります。ありがとうございました!それでは次はチーム戦優勝者『チーム最強』の皆さんです!』
【転送が始まります。】
「そんないきなり!?」
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まだだいぶ続きそうなので短いですがここで切らせて頂きます。
次も多分きっとすぐ更新します。未来の自分に託します。
お読み下さりありがとうございます!
応援、コメント、フォローしくてくれるとめちゃくちゃ喜びます。
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