勇者は聖剣を握らない
昼間真昼
第1話農村に生まれし勇者
朝の起きると眠気が襲ってきたから起きた。
今日は何らや騒がしい日だ、近所の子供は興奮して何を言っているかすら分からない声をあげている。うるさいから張り合ってやろうと大きく息を吸い込んだ。
その時家のドアが開けられ神官が入ってきていきなり「残念だがお前が勇者になってしまったらしい」と言ってきた。
なんなんだこいつ?残念?じゃあやってやるか勇者
「なにそれ適任じゃん」
こうして俺は勇者となりやってきた国のお偉いさんに連れられて城に行った。
それから一年、突然勇者となり聖剣を扱う資格を得て、数百年に一度に現れる強力な魔物、【魔王】を倒すために騎士団に混ざって訓練ばかりをやらされてきた。
ある日突然思いついてしまった。今までの勇者は聖剣を使ってきたけど本当は弓とかの遠距離攻撃使った方が勝てるんじゃね?と、そこからの俺は心を入れ替え熱心に弓の特訓に励むと誓った。
「剣の訓練だ!弓を剣に持ち替えろ!」
巡回の騎士団長だ、次からは見つからないようにしてやる。
謁見の間にて少し眠そうな顔をした王は言った「騎士団長よ勇者の様子はどうだ?」
「今までは唐突に脱走したり、話を聞いているふりをして剣で地面に絵を描いたりしていましたが、今では改心したのか熱心に訓練に励んでいます」
「うむ、その調子で頑張りたまえ」
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