第9話 巨乳だっていいじゃない。
こんばんは。
今回は、あーちゃん様の回です。
あーちゃん様は白ベースにところどころ、三毛ネコ模様が入っていたり、
こげ茶単色の楕円があったり、尻尾だけヨコシマ模様だったりと、
ユニークな模様の持ち主です。
しかし、お腹側は、白一色なので、ちくびが、よく目立ちました。
あーちゃん様がまだ、ティーンエイジャー(生後6ヶ月くらい)のころ、
キャットウォールの台に座っているのを見て、ふと思いました。
あーちゃん様、巨乳だ。
まるで、人間の巨乳がテーブルに無意識に乳をのせるがごとく、
あーちゃん様の巨乳は、台にたゆんとのっていました。
ああ、いうのは何でしょうね?
一度、意識すると、ついつい見てしまうイケナイ下僕です。
そんなあーちゃん様も、避妊手術を受ける時期が来ました。
下僕が仕えるおネコ様たちは、みな同じ動物病院の先生にお世話になっています。
先生は、いつも明快な説明をしてくださる方です。
女子ゆえにあーちゃん様は、開腹手術になり病院に一泊しました。
翌日のお迎えの日は、朝一で伺いました。
あーちゃん様は、何事もなく、無事でした。
ホっとした下僕は、すっかり気が緩んでいました。
だから帰りがけに、やおら先生から
「いや~、お腹の脂肪凄かったので……」
凄かったのでの先は、なんて言われたかよく覚えていません。
えっ!?
先生なんのこと???
そうです。
ピンク色のちくびが並んでいるところは、先生から見たら腹。
ピンク色のちくびが並んでいるところは、下僕から見たら胸。
腹か、胸か。
見方が違えば、事象のとらえ方は大きく変わるのです。
腹も胸も中身は、脂肪。
下僕は、あーちゃん様は、巨乳だと信じていますが、大きくなり過ぎないよう
気を配らせていただいております。
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